経年変化

モノの経年変化はよくないことなのでしょうか。
これまでの生活では、必要以上に変化を避け、
変化させないようにと気を遣ってきたように感じます。

けれども私たちは、職人さんたちが作る日用品を惜しみなく使い、
そして、モノの変化は観察し、愛でていくべきものだと考えています。

毎日たくさん使って、陶器のコップに貫入が表れてくることも、
本藍染の色味が少しずつ変わっていくことも、細かな傷がついていくことも・・・

それらは一緒に同じ時間を過ごしてきた “証” なのだから。
人間のシワのようなものかもしれません。
また、その変化を手入れしたり、修理して手をかけてあげることで、
さらにそのモノに対する愛着は増していきます。

日々、子どもと一緒に、モノの変化を観察し、
お父さんお母さんが丁寧に手入れする姿を見たり、
変化してしまったものを捨てるのではなく、
修理して再び使い続けていくことで、
自然と、モノを大切に扱う心を育むことができる、
と私たちは信じています。

brand sitter
小林 百絵