
CASES
「これから100年続く企業」を目指して 新たに2社が加わり「さが100年企業計画」第2期がスタートしました
aeru re-branding
- クライアント
- 佐賀県庁
- 所在地
- 佐賀県
2024年9月。
ものづくりの未来に、ともに挑戦する熱意ある3社と共にスタートをした佐賀県庁の伴走型リブランディング支援事業「さが100年企業計画」。2025年3月には第1期の中間報告会が開催され、伴走型リブランディング支援事業を通じて取り組んできたことや直面した課題などを共有し、未来に向けた活発な意見交換がなされました。
和えるは本事業において、これから100年、環境が変化しても自分たちの存在意義を見失うことなく、伝統を大切にしながらしなやかに変革できる企業であり続けられるように、その体質づくりに伴走しています。
そしてこの度、2024年度にこちらの記事でご紹介した3社の伴走を継続していくとともに、新たに採択された2社を加え、第2期のスタートを切りました。
新たな2社の「現在地点」と「これから」
創業から現在まで長きにわたり歴史を積み重ねてきた2社。今、その歩みを振り返り「変革」に向けた新たな1歩を踏み出そうとしています。
そんな2社が立つ「現在地点」と歩んでいく「これから」とは。現地視察を経て見えてきた企業の特色や課題とリブランディングの方向性をご紹介いたします。
有限会社松田木工

▲左から、三好恭平さん(現場管理)/ 松田直樹さん(2代目代表)/ 松田奈穂美さん(設計担当)
佐賀県三養基郡上峰町にある「有限会社松田木工」は、1963年に創業し、木製建具製作・家具製作・サッシ、ガラス工事・内装工事・襖、障子製作紙張替等の事業を展開している会社です。「技術力の継承は当然の使命として、建具業界の発展に貢献したい」と語るのは2代目を務める松田直樹さん。その想いを継ぐ甥の恭平さんと共に、確かな技術力と豊かな表現力を用いて「九州建具」のブランド設立と、販路開拓に挑みます。

▲工房の様子。松田木工が誇る技術力が日々ここで磨かれている
株式会社音成印刷
佐賀県小城市にある「株式会社音成印刷」は、明治時代の印刷業黎明期に木版印刷として印刷業を開始。今年で創業から120年を迎える歴史ある会社です。
地域社会との関わりや技術革新を重視し、社風として「挑戦」を育んできました。一方で8代目を務める音成信介さんは、更に一歩前へふみだし「主体的に挑戦する力を養うことが課題」だと語ります。社員一人ひとりが音成印刷での仕事や挑戦を通じて「自己実現」ができる環境を整えていきます。

▲8代目を務める音成信介さん

▲音成印刷の経営方針には「挑戦」の文字が刻まれている
現地視察を経て見えてきた、2社それぞれが持つ特色や課題。
それらと、和えるがこれまで展開してきた事業やノウハウを“和えて”これから100年続く企業への1歩を踏み出していきます。
和えるの「伴走型リブランディング事業」とは
和えるでは、地域の大切な伝統を次世代につなぐため、「地域の中小企業」を対象とした「伴走型リブランディング事業」の “aeru re-branding”を進めてまいりました。それは、有形文化・無形文化ともに、地域の特色を育んでいるのは、まさしくその地に根付く中小企業であり、「日本の伝統を次世代につなぐためには、中小企業を元気にしていくことが重要」という想いからです。
近年では「さが100年企業計画」のように、行政主体のリブランディングプロジェクトに携わることも増えております。より多くの、リブランディングを必要としている地域の中小企業さまに出逢い、地域全体を元気に活性化していくためには、全国各地の自治体さまとの連携が必要不可欠です。
「伴走型リブランディングで地域の中小企業を応援したい」
「地域の未来にとって重要な、経済と文化を官民一体となって盛り上げていきたい」
「地域の大切な伝統を、次世代につなぎたい」
という自治体のご担当者さまは、ぜひ一度、お気軽にご連絡いただけますと幸いです。
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