CASES
企業・ブランドのブレない軸を言語化する「米沢市リブランディング支援事業」3年目開始
aeru re-branding
- クライアント
- 米沢市さま
- 業種
- 自治体
自社の「本質的な価値」や「あるべき姿」とは何か。
それぞれの企業がその“原点”を考え、言葉に落とし込んでいく。
そして「米沢全体のブランド力向上」という共通課題を持つ“同志”が共に手を取り合い歩むことで、地域の総合力が高まり「選ばれる地域」として魅力を増していく。
2023年度は今野味噌醤油醸造店、株式会社登起波、株式会社treeの3社。
2024年度は株式会社栄進鈑金製作所、株式会社EDEN、有限会社登府屋旅館、民謡一家の4社に伴走させていただいた本事業も、先日3年目がはじまりました。
過去の取り組みについては以下の記事をご覧ください。
本記事では、2025年度に伴走させていただく各社の特徴とともに、現地視察を経て見えてきたこれからの道筋をご紹介いたします。
「米沢市伴走型リブランディング支援事業」について
2023年6月より「米沢全体のブランド力向上」をめざして、米沢品質向上運動による、自社のブランディングに取組む企業・団体等を応援するべくスタートした本事業。将来的には「米沢品質AWARD ※」への選出を促進し、更なるブランド力向上の循環を生み出すことを目的としています。
※「米沢品質AWARD」
米沢品質向上運動の中から生まれる、「挑戦と創造」を究め、特に秀でた米沢品質を有する商品やサービス等に対する顕彰制度。「挑戦と創造」、「品質や価値」など5つの基準に沿って審査が行われ、受賞者には、さまざまな企業運営における支援がなされます。
新たに伴走させていただく3社のご紹介
合同会社りぷあっぷ
▲左)りぶあっぷ代表 川上哲弥さん 右)森のアトリエ所長 井上正人さん
▲壁面には米沢ブランドスローガンの「挑戦と創造のあかし米沢品質」が掲げられている
「ありのままのあなたが素晴らしい」という経営理念の下、就労継続支援B型事業所である「森のアトリエ」を運営。障がいのある方とドリップコーヒーの製造、販売を行っています。
ありのままの姿を受けとめ、その人らしさとは何かを常に考え行動する企業文化や支援のあり方を、米沢品質AWARDへの挑戦を通じて世の中に発信していきます。
株式会社和学美
▲ 左)代表取締役 酒井原ひとみさん 右)酒井原 誠さん
▲日本の伝統や文化を象徴する様々な品が本社に飾られている
日本の伝統、文化、風習を受け継ぐ「日本の礼儀作法」。
その中に宿る「和の心」を学ぶ講座を通じて、日常生活から社会人としての人材育成・産業の発展・そして社会の平和への貢献をめざしています。
今後、企業活動の理解浸透や「和の心」を学べる場の拡大をめざし、企業の幹となるワンメッセージを言語化、ビジネスモデルの見直しを行ないます。
有限会社和泉屋
▲店舗手前(ショップ)の様子。左)古志奈緒美さん、中)和える髙橋 右)代表遠藤靖典さん
▲店舗奥に陳列される骨董品の数々。和泉屋の歴史を象徴する空間
江戸時代1770年の創業から255年の歴史を持つ、食器や厨房用品などを幅広く扱う老舗店舗。
これまでの歩みを振り返り、改めて「和泉屋の存在意義とは何か」。
企業の幹となる思想哲学・ワンメッセージを整理し、店舗の在り方やSNSの運営など
枝葉となる事業へと結びつけていきます。
和えるは上記の通り3社に対して、伴走型リブランディングセッションを通して、企業の存在意義や経営者の方々の想いを棚卸し具体的な事業やビジネスモデルの転換へと結びつけていくお手伝いをしています。今後、2023年度・2024年度同様に成果報告会の開催も予定しております。
「地域のブランド力向上・地域活性化」に携わる自治体の方へ
和えるではこれまで、地域の大切な伝統を次世代につなぐため、「地域の中小企業」を対象とした「伴走型リブランディング事業」の “aeru re-branding”を進めてまいりました。
近年では、行政主体のリブランディングプロジェクトに携わることも増えており、より多くの、リブランディングを必要としている地域の中小企業さまに出逢い、地域全体を元気に活性化していくためには、全国各地の自治体さまとの連携が必要不可欠です。
「伴走型リブランディングで地域の中小企業を応援したい」
「地域の未来にとって重要な、経済と文化を官民一体となって盛り上げていきたい」
「地域の大切な伝統を、次世代につなぎたい」
という自治体のご担当者さまは、ぜひ一度、お気軽にご連絡いただけますと幸いです。
ご相談・お問合せはこちらから
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