2018.01.29
京都・与謝野町で日本酒作りに挑戦!〜人の手により丁寧に〜その2
こんにちは!aeru gojoホストシスターの中川です。
ただいま、「よさのワーキングステイ・トライアル」という8日間のプログラムに参加し、
京都・与謝野町で暮らしながら、「与謝娘酒造」さんで働かせていただいています^^
◯前回の記事「aeru gojoホストシスター中川、京都・与謝野町で日本酒作りに挑戦中!」はこちら
みなさま、日本酒は何から作られているかご存知でしょうか。
日本酒は、主に「お米」と「お水」、
そして、お米に麹菌(こうじきん)を繁殖させた「米麹」から作られます。
今回のプログラムでは、お米を計量し、洗うところから始まり、
以前に仕込んででき上がっていた日本酒を、お届けするまでの流れを体験しております。
・お米の計測、お米洗い(上の写真)、麹の温度管理
・蒸したお米に麹菌をふりかける作業(下の写真)
・タンクへの仕込み
・以前に仕込んで完成していたお酒の瓶詰め、ラベル貼り
・出荷、配達
お米を洗う、浸水させる…など、お家でも毎日やっていることですが、
何十キロ単位の仕込み用のお米となると、かなりの体力仕事です。
でも、毎日身体を動かしながら、「あぁ、湧き水が冷たい!」「お米、ずっしり重いなぁ」など、
自然の恵みを肌で感じることができることが、新鮮でとても楽しいのです!
酒蔵の規模にもよると思いますが、実は私は、もっと機械が登場するのかと思っていたので、
日本酒が、こんなにも「人の手」に触れ、丁寧に作られていることに驚きました。
お米を洗う、蒸しあがったお米を、広げる、冷ます、床もみ(とこもみ)という工程で何度も押してほぐす。
麹菌をふりかける際にも、本当にいろんな場面で自分の手を使います。
「コシヒカリ」「祝」「京の輝き」…
これらは地元で作られているお米です。
仕込みのために、日本酒の種類に別に数種類のお米を、手で蒸したり揉んだりするのですが、手を通すからこそ、硬さや粘り気など、お米の個性と状態が伝わってきます。
醪(もろみ)が入った仕込み中のタンクの中を櫂(かい)と呼ばれる道具で攪拌させる工程でも、発酵の状態や、日数によって混ぜるのに必要な力加減が変わってきます。
これも、自分の腕から感じる変化。
このように、作る過程でしか味わえない、その感覚を体感しています。
“0から6歳の伝統ブランドaeru”でご一緒している、
職人さんたちの工房を訪問することも多いのですが、
現場に行って、「五感で体験する」ことで初めてわかることがたくさんあります。
酒蔵の香り、音、周囲の環境や自然の恵み、杜氏さんの熱い想いなど、
またaeru gojoで、みなさまにお伝えできればと思います^^
aeru gojoホストシスター中川