CASES

佐賀県庁共同の伴走型リブランディング事業「さが100年企業計画」がスタート!

aeru re-branding

クライアント
佐賀県庁

和えるが灯す屋と共同で運営している佐賀県庁の伴走型リブランディング支援事業「さが100年企業計画」。

この度、熱意ある9社からの応募のうち3社が採択され、伴走型リブランディングを開始しました。

さが100年企業計画」とは

「さが100 年企業計画」は、佐賀県内のものづくり企業の「自己変革力」の向上を目的とした、佐賀県庁が展開する伴走型リブランディング支援事業です。

和えるは本事業において、これから100年、環境が変化しても自分たちの存在意義を見失うことなく、伝統を大切にしながらしなやかに変革できる企業であり続けられるように、その体質づくりに伴走しています。

ものづくりの未来に、ともに挑戦する3社のこれから

現地視察を経て見えてきた、それぞれの企業の特色や、リブランディングの方向性とともに採択された3社をご紹介します。

株式会社アイテク

▲6年前に事業を承継した福山徹代表取締役

▲薩摩本柘の印材。アイテクは国内シェアのほとんどを占める。

佐賀県吉野ヶ里町にある「株式会社アイテク」は、1939年の創業以来、薩摩本柘(さつまほんつげ)という珍しい木材を用いた印鑑の材料を製造している会社です。

国内の印材製造で高いシェアを誇っていますが、印材製造市場の縮小に伴い、コーヒー焙煎やカフェ事業といった新事業を立ち上げられました。これまでの歴史、育まれてきた社内文化と、事業継承者である福山徹氏の感性を和えたリブランディングを図っていきます。

株式会社亀井製作所

▲(左)亀井厚志常務取締役、(右)亀井容士乃代表取締役社長

▲工場内の様子

佐賀県伊万里市にある「株式会社亀井製作所」は、佐賀や長崎近郊の船舶艤装品(手すり等)と金属製品を製造している会社です。

得意の鉄材溶接で受注を伸ばしており、数年後には工場の拡大移転を予定。第2フェーズに突入していく今、中長期的なビジョンをともに整理し、言語化していきます

株式会社中島製作所

▲(左)株式会社中島製作所 中島弘喜 代表取締役社長、(右)メック株式会社 中島和宣 代表取締役社長

▲工場内の様子

佐賀県佐賀市にある「株式会社 中島製作所」は、半導体製造装置関連部品の製造・板金、機械加工・機械組立などを手がける会社です。2025年に創立100周年を迎えます。

ご兄弟でそれぞれ会社を経営され、半導体製造装置を一気通貫で製造されています。両社のシナジー効果をより高めるため、グループとしての在り方を言語化し、各社の制度や取組みに落とし込んでいきます。

今後和えるは3社に対して、上記のビジョンや課題をふまえ、各社ごとオフライン・オンライン合わせて合計7回ほど、伴走型リブランディングセッションを実施します。

和えるの「伴走型リブランディング事業」とは

和えるでは、地域の大切な伝統を次世代につなぐため、「地域の中小企業」を対象とした「伴走型リブランディング事業」の “aeru re-branding”を進めてまいりました。それは、有形文化・無形文化ともに、地域の特色を育んでいるのは、まさしくその地に根付く中小企業であり、「日本の伝統を次世代につなぐためには、中小企業を元気にしていくことが重要」という想いからです。

近年では「さが100年企業計画」のように、行政主体のリブランディングプロジェクトに携わることも増えております。より多くの、リブランディングを必要としている地域の中小企業さまに出逢い、地域全体を元気に活性化していくためには、全国各地の自治体さまとの連携が必要不可欠です。

「伴走型リブランディングで地域の中小企業を応援したい」
「地域の未来にとって重要な、経済と文化を官民一体となって盛り上げていきたい」
「地域の大切な伝統を、次世代につなぎたい」

という自治体のご担当者さまは、ぜひ一度、お気軽にご連絡いただけますと幸いです。

ご相談・お問合せはこちらから

その他、伴走型リブランディング事例

  • 米沢市全体のさらなるブランド力の向上をめざして「米沢市伴走型リブランディング支援事業」の2年目がスタートしました。(記事はこちら
  • 奈良の工芸を次代につなぐ伴走型リブランディング成果発表会~対話を通して初めて見えた課題とは。そして工芸が『Cross』する未来とは~(記事はこちら
  • 福井県鯖江市の老舗眼鏡メーカーのリブランディング『経営資源の選択と集中を支える、ブランド哲学の言語化』(記事はこちら