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京都市立幼稚園全15園にて、子どもたちが日本の伝統と出逢う“aeru school”を実施しました

aeru school

クライアント
京都市教育委員会様
業種
自治体

株式会社和えるは、三洋化成工業株式会社様からのご寄付を受け、京都市教育委員会と連携し、京都市立幼稚園全15園にて“aeru school”「職人さん体験をしてみよう!和紙はがきの型染」を実施しました。

2024年12月から2025年12月にかけて、京都市内の市立幼稚園に通う主に年長児の子どもたちを対象に、手漉き和紙、伊勢型紙、顔彩、刷毛など、職人さんの仕事に関わる素材や道具に触れながら、和紙はがきの型染を体験する時間を届けました。

実施概要

  • 実施期間:2024年12月〜2025年12月
  • 実施園:京都市立幼稚園 全15園
  • 対象:主に年長児クラス ※一部、年中児クラスでも実施
  • 参加人数:延べ288名
  • 内容:和紙はがきの型染体験
  • 連携:
  • ご寄付:三洋化成工業株式会社様

“aeru school”は、日本や地域の伝統に触れ、子どもたちの感性を育むと同時に、幼少期に身につけることが大切とされる非認知能力を育む教育プログラムです。

今回のプログラムでは、まず講師から、職人さんの仕事や京都の伝統産業、伝統的な素材・道具についてお話をしました。その後、子どもたちは手漉き和紙、伊勢型紙、顔彩、刷毛などを活用しながら、自分だけの和紙はがきを制作しました。

職人さんの道具に触れ、五感で伝統を感じる時間

プログラムでは、ただ作品をつくるだけでなく、素材や道具の背景に触れる時間を大切にしています。

子どもたちは、和紙の手触りを確かめたり、刷毛に使われている素材について知ったり、顔彩の色をじっくり観察したりしながら、職人さんの手仕事や自然の恵みとのつながりを感じていきました。

ある園では、日本画にも用いられる顔彩の木草色を見た園児が、園庭にある葉と同じ色であることに気づく場面もありました。体験で得た学びを、日常の風景と結びつけて捉える子どもの姿に、先生方や教育委員会の皆さまからも感激の声が上がりました。

自分で選び、自分の手でつくる

型染では、2種類の型紙と6色の顔彩を自由に組み合わせながら、子どもたちがそれぞれの感性で作品を仕上げていきました。

色を重ねる子、余白を大切にする子、型紙の外側にも筆を運ぶ子。制作の過程には、一人ひとりの発想や好みが表れていました。

幼児の集中力は数分程度とも言われますが、今回の体験では、30分間にわたり熱心に制作に取り組む姿が多く見られました。普段は制作活動に積極的ではない子どもが「もっとやりたい」と取り組む姿に、先生方が驚かれる場面もありました。

作品を見せ合い、言葉にすることで育まれる力

制作後には、完成した作品を見せ合う鑑賞の時間を設けました。

講師が「おすすめしたいところはどこですか?」と問いかけると、子どもたちは自分の作品を手にしながら、色の組み合わせや工夫したところを自分の言葉で伝えてくれました。

自分の思いや好みを形にし、それを言葉にして伝えること。友だちの作品を見て、感じたことを伝え合うこと。こうした時間を通じて、子どもたちの自己表現力や自己肯定感、他者との関わりも育まれていきました。

先生方から寄せられた声

実施後、先生方や園長先生からは、さまざまなお声をいただきました。

「成功体験をすべての子どもに届けられる活動だと感じました」

「“問い→発言→反応”という流れが、子どもたちの思考を深めるきっかけになっていました」

「普段は制作に積極的ではない子が、もっとやりたいと取り組む姿に感激しました」

「藍染や顔彩など、素材の背景に興味を示す子どもが多く、伝統文化への関心を引き出すきっかけとしてとても良い体験でした」

また、来年度以降の継続実施を望む声も多数寄せられました。伝統文化に触れながら創造性を育み、友だちと意見を交わし合う時間は、子どもたちの学びを深めるだけでなく、先生方にとっても子どもたちの新たな一面を発見する機会となりました。

伝統との出逢いを、次世代へ

和えるは、「日本の伝統を次世代につなぐ」ことを目指し、子どもたちが幼少期から日本の伝統や職人さんの手仕事に出逢える機会をつくってきました。

今回、三洋化成工業株式会社様のご寄付、京都市教育委員会の皆さまのご協力、各園の先生方のご理解により、京都市立幼稚園全園の子どもたちへ、伝統との出逢いを届けることができました。

子どもたちが、ホンモノの素材や道具に触れ、自分の手でつくり、自分の言葉で表現する。その一つひとつの経験が、感性や創造力を育み、未来へ歩む力につながっていくと考えています。

和えるは今後も、地域の文化資本を活かしながら、子どもたちが日本の伝統と出逢い、豊かな感性を育む機会を広げてまいります。