CASES
企業の原点に立ち返り、既存ブランドのあり方や取引先の基準を整理
aeru re-branding
- クライアント
- 生産者直売のれん会さん
- 業種
- 食品製造業支援業
- 規模
- 約180名
- 所在地
- 東京都台東区
全国各地の生産者を応援する生産者直売のれん会様の、企業の原点に立ち返り、既存ブランドのあり方や取引先の基準を整理する、伴走型支援を行いました。
ご依頼の概要
ご依頼の内容は下記の通りです。
- ブランドのあるべき姿を言語化し、従業員や各店舗が同じ方向を向いて業務に取り組む状態を作りたい。
- ブランド観に合う、取引先の選定方法を考え、整理したい。
- 店舗での、商品の説明の仕方やディスプレイ方法など、具体的な取組みについても助言がほしい。
伴走型支援ご提案内容
ご依頼内容を踏まえ、”aeru re-branding”では具体的に下記の業務提案・実施をいたしました。
- 改めてお店の歴史や、事業承継にあたっての背景、変えること・変えないことの整理や現地視察による、「のれん会らしさ」の言語化
- 経営資源を集中させるべき取引先の選定、基準の言語化
- 店舗視察の受け入れ
- 店舗での商品展示方法の設計、ディスプレイの考案
▲経営者のみならず幹部社員の方も交え、企業のあり方やらしさなどの言語化を進めます。
▲東京「aeru meguro」にて、接客・店頭ディスプレイ等の視察を受け入れ。
▲実際に店頭へお伺いし、ディスプレイの設計についてアドバイスを実施します。
aeru re-brandingの感想
本ブランドは7年ほど前に新規事業として立ち上げたもので、ブランド立ち上げ当時、現在の主力メンバーはいませんでした。長らく事業を進めるうちに「なぜこのブランドを立ち上げたのか」や「このブランドを通して実現したいことは何なのか」といった根幹の部分をだんだん伝えきれなくなっていたのですが、今回のセッションを通して改めて定義しなおし、共通のものとすることができたと感じています。
実際の店舗への落とし込みはまだまだこれからですが、まずはメンバーと共通のブランド観を築けたことが大きな一歩だったと感じています。
地場産業のリブランディングは、「伝統を次世代につなぐ」ために欠かせない
和えるは「日本の伝統を次世代につなぐ」ことを目指して創業した会社です。創業から10年以上もの間、全国各地の伝統産業と出逢う中で、後継ぎが見つからないために廃業せざるを得ない状況を数多く目の当たりにしてきました。
また、伝統産業を育む土壌である「地域」に目を向けてみると、伝統産業界に限らず、他の中小企業においても同様のことが起こっています。
地域に根付いた産業、つまり魅力的な地場産業が失われていくと、地域に雇用がなくなり、人が去り、地域の構成要素に変化が生じます。結果として地域の文化が失われ、文化に根付いた伝統産業も、失われる可能性が高いのです。
そのような背景から、和えるでは、伝統産業はもちろん、伝統産業を育んできた「地域の文化」という、目に見えない伝統を次世代につないでいくために、主に地場産業を対象とした、事業承継後のリブランディング支援を行っております。
“aeru re-branding”の流れ
“aeru re-branding”では、経営者の方を中心に、企業・ブランドらしさの言語化、課題の抽出、施策の検討・実施まで、一気通貫で伴走型支援を行います。
“aeru re-branding” に、ご興味をお持ちの方へ
和えるでは、会社やブランドを末長く持続的に継承していきたいと考えていらっしゃる、経営者の皆様のお手伝いをする、“aeru re-branding”事業を進めております。
企業や事業、ブランドの原点に立ち戻り、「自分たちは何のために存在しているのか。」その本質を問い直し改善策を共に考案、現場の実務に落とし込み、未来へつなげるための具体策を提供いたします。
ブレない軸を見つけ出し整え、実際の業務やビジネスモデルを見直すことで、矛盾のない意思決定の早い組織作り、素直なブランド作りを行うことなどの伴走型支援を行っています。
会社やブランドの本質を捉えるために寄り添い、言語化することから、商品開発、ビジネスモデル考案、現場実務への落とし込みまで、様々な角度でお手伝いができる“aeru re-branding”事業へご興味をお持ちの方は、お気軽にこちらまでお問い合わせくださいませ。
取材をご希望の方へ
事業承継後のリブランディング支援、地域の地場産業のリブランディング支援等についての取材依頼のお問い合わせは、こちらよりご連絡くださいませ。