BOOK 書籍『やりがいから考える 自分らしい働き方』
やりがいから考える
自分らしい働き方
「やりがいを持って、生き生きと働いている人がうらやましい」
「早く週末にならないかな、とつい考えてしまう」
「これから何年も、今の仕事を続けることを考えるとつらい」
自分に嘘をつかず、素直に働きたい人のための一冊。
経済低迷期、バブル後の世界が育てた世代に、今を力強く、そして豊かに生きるヒントを学ぶ。
目次
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はじめに 心のモヤモヤを晴らすためのヒント
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第1章 現代の日本は、やりがいをもって働きづらい?
- 自分の人生を、会社に決められていませんか
- 「会社は人」と考える
- 失われた20年で、本当に失われたものとは?
- なぜ人と、争わないといけないの?
- 「仕事は結果が全て」の時代は終わった ほか
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第2章 自分らしく働くためのヒント
- 休みの日と仕事の日、境目はどこ?
- やりたいことを人に話すと、道が拓ける
- 本当にやりたいことを見つけるためには
- 川の流れに逆らわずに生きる
- 大切にしたい、三方良しの精神 ほか
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第3章 これからの豊かな社会を考える
- ポジティブなエネルギーで変われる成熟社会へ
- 経済のための「消費者」から、生きるための「暮し手」へ
- まだ見ぬ次世代のために
- 先人からも後人からも学ぶ
- 子どもに見せられる背中を ほか
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おわりに 文化と経済の両輪での成長を目指して
読者の声
私の背中を前に、そっとおしてくれているように感じました。
【「早く週末にならないかな?」と考えている人へ】
この本の帯の内側に書いてあり、どきっとしました。私なんかは、常にそう思ってきましたが、職を変わる度に、少しずつその感覚は減ってきています。いや、やっぱり休日は嬉しい…
春を過ぎたので、就活シーズンや新入社員になり、「社会人の先輩の言うことって、結局は昔のまんま『売り上げ』か『キャリアアップ』じゃん!バカみたい!」って考える人も増えていると思います。
または、逆に「すげーエコに生活して、田舎でカフェとかコミュニティとか営んでる人って憧れるけど、年間売り上げって、たった〇〇万なの?何も買えないじゃん!」と考える人もいます。
というか、私がそう考える時があります。
そんな中で、今の私の生き方に適した「ほどよいバランス」を、この本は示してくれているように思いました。
私は、矢島さんのように確固たる考えや信念では、考えることもできないし、行動できないかもしれません。でも、この本を読んだ後、本からあふれてくる彼女のバランス感覚、仕事へのポジティブさ、次代への思いが、私の背中を前に、そっとおしてくれているように感じました。
ぜひ、手にとってみてくださいね。(20代・男性)
きれいごとではなく当たり前の考え方になってくる。
書いてあることはとてもシンプルで、きれいごとに感じる人もいるだろう。しかし、これからの時代、矢島さんが書いていることがきれいごとではなく当たり前の考え方になってくると僕は思っている。逆に言えば、そうならないと日本社会の衰退は止まらない。
生きると働く、経済と文化を二項対立させない考え方には強く共感した。生きるの中の重要な一要素として働くを位置付ける。経済と文化は相互依存の関係で、社会を回すための大切な両輪ととらえる。
20代の若者が伝統を次世代につなごうとしているとき、我々、バブル世代や新人類と呼ばれた世代はこのままでいいのか、問われている。(50代・男性)
緩やかで穏やかな文体で綴られている体験譚、お勧めです。
矢島
里佳さんの新著からは彼女が会社の成長と共に直面して来た法人の在り方、働き方に対するピュアな疑問と行動が記されています。
時代や仲間に沿った自らの信号を持って、歩みを決めて行くこと、人一倍苦労もあると思うのですが、緩やかで穏やかな文体で綴られている体験譚、お勧めです。良ければ是非。(30代・男性)