BOOK 書籍『ブレずに「やりたいこと」で食べていく起業』

ブレずに「やりたいこと」で
食べていく起業
ベンチャー企業の5年後の生存率が15%のなか、
起業するにあたって、そして10年以上続く起業で大切なこと。
「自分のやりたいこと」を実現しようと起業したけれど、
気づいたら「休みもなく働いて、しんどい」「社員の給料を支払うために働いている」「投資家の意見に振り回される」など、こんなはずじゃなかった……。
そうならないために、日本政策投資銀行・女性起業大賞、APEC best award受賞、テレビ東京『ガイアの夜明け』をはじめ多くのメディアで注目を集める著者が語る「疲弊せず、自分を犠牲にせず、ブレずに続く起業。
目次
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第1章 ブレずに「やりたいこと」で食べていく起業
- 起業は手段でしかなく、目的ではない
- ビジネスは「ポジティブな感情」で考える
- 「やりたいこと」「得意なこと」「社会が求めること」の3つを絶えず意識する ほか
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第2章 疲弊しない、自分を犠牲にしないための仕組みづくり
- 「個人のやりたいこと」と「仕事」を和える
- 「三方良し以上」で誰も犠牲にならないビジネスモデルをつくる
- 「最低限の年商」と「心地良い年商」を最初に決めておく
- 1週間のうち何日休んで、1日何時間働くのかを最初に決める
- 再現性のあるビジネスモデルで、余裕を持って働けるようにする ほか
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第3章 お金には「色」がある
- お金は「色」で判断する
- 「間(あわい)」を大切にして、人を理解する ほか
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第4章 1人でやるか、誰かとやるか 〜会社に必要な人を採用するポイント〜
- 会社を擬人化して、子どものように育てる
- 採用のポイントは、ちょっと面倒くさい採用試験をつくること
- 企業文化を体現できる社員を育むために ほか
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第5章 起業して10年続けてわかったこと
- 小さく実験して、少しずつ輪を広げていく
- 「生きる」と「働く」を和える
- 最後は、命を取られるか否かで決める ほか
読者の声
起業する時に出逢えて良かった1冊
私自身、今月起業し、会社員とのダブルワークを始めました。
会社は我が子、経営は子育てという言葉がとっても素敵でしっくりきました。
年々自分の会社を好きになっていく感覚✨
まだまだ新生児のような自分の仕事を少しずつ愛情をかけて育てていきたいと思いました。
やりたいことの軸をぶらさず、迷いや悩みがあった時に立ち返って何度も読みたいと思います。
起業する方にはもちろん、組織の中で主体的に強みや得意を活かしながら自分らしく働きたいと思っている方にもオススメです!!
起業しなくても多くの学びを得られた本
起業を考えているわけではないのですが、矢島さんの芯のある生き方に惹かれ、最後まで夢中で読みました。
日常の中で積み重ねてきた努力、鋭い分析力、そして一貫した視点が随所に感じられ、本当に素晴らしかったです。読んでいるうちに、自分自身の考え方や行動を見つめ直すきっかけにもなりました。
多くの学びを得られた一冊でした。
胸に抱いた理想を長続きさせるための良著
起業を決意したときに胸に抱いていたきれいな理想があったとしても、現実を突きつけられる中で「あれ、これがやりたいことだったっけ…」と疲弊と共に思ってしまうことがあると思います。
私は起業家ではありませんが、新規事業の立ち上げにあたって最初に打ち立てた理想と、なかなか上手くいかない現実の中で惑っていたところにこの本と出会いました。
いわゆる「きれい事」を夢で終わらせずに、どうやって自分の事業に織り込んで発展させていくのか、著者の起業から14年にわたる中で培われた実践知が事細かに紹介されています。
起業を目指す人にも、起業したもののなんだか違和感を抱く人にも、起業に限らずなにか理想を持って物事を始めたすべての人に薦めたい一冊です。