aeru onaoshi

金継ぎ・銀継ぎ・色漆継ぎ

金継ぎ・銀継ぎ・色漆継ぎは、陶器・磁器・漆器・ガラス・石のお直しの方法です。
器の割れや欠けをお直しすることができます。
割れた部分を漆でつなぎ、本金、本銀または色漆でお化粧をしながら仕上げます。
バラバラに割れたものや、破片を失くしてしまったものも、お直し可能です。

「こんな状態でも直せるの?」「破片がなくなってしまったんだけど…」といったものでも、まずはご相談ください。

お直しの方法

aeruのお直しは、「本漆」を使用しお直しております。
漆とは、漆の木からわずかに採ることができる樹液です。
自然の接着剤であり塗料でもある漆を使用し、欠けた部分や、割れてしまった部分をお直ししていきます。
漆について詳しくはこちら

「欠け」の場合

欠けた部分を本漆で成形し、最後の仕上げを本金、本銀または色漆にて行います。

「ヒビ」の場合

ヒビが入った部分は、水が染み込んでしまうと割れる可能性がございます。そのため、目には見えないようなヒビの有無を見極めます。ヒビが見つかった際には、ヒビの部分に本漆を染み込ませてお直しいたします。

「割れ」の場合

破片と本体を本漆で接着し、最後の仕上げを本金、本銀または色漆にて行います。バラバラに割れたものや、破片を失くしてしまったものも、お直し可能です。

継ぎの方法

欠けた部分を本漆で埋め、最後の仕上げを本金、本銀または色漆にて行います。
継ぎの方法は、金継ぎ、銀継ぎ、色漆(赤)、色漆(黒茶)、色漆(ベージュ)よりお選びいただけます。

工程の詳細は以下の通りです。
漆を塗り・乾かす作業を繰り返し、凹みを平滑にする→黒漆を塗る→乾かす→ 研ぐ→漆を塗る→金 または
銀または色漆で仕上げ→乾かす→漆を塗る→乾かす→漆を塗る→研ぐ→磨く→完成

※銀継ぎの注意点:銀継ぎは本銀(シルバー)を使用いたします。本銀の特性上、水・空気に触れることで黒ずむ場合がございます。ご使用後は、よく水分を拭き取って保管いただくことをおすすめいたします。

ガラス製品のお直しに関しての注意点
<ガラス製品のお直しを再開いたしました。>

ガラスは、陶器・磁器と特性が異なるため、「漆」は使用せず、よりガラスの接着に適している「樹脂」を使用してお直しいたします。
また、ガラスのお直しで「銀継ぎ」をご利用の場合、割れた箇所の接着面には本金をはさみ、上から本銀で装飾をいたします。
本銀を内部の接着面に使用した場合、黒ずみが生じても外からお手入れをすることが難しいためです。
写真のように、接着面の本金が外から透けて見える場合がございます。
また、割れやヒビの接着の強度を高める「焼き付け」工程にて、稀に当初の色味より、わずかにガラスの色が変色する可能性がございます。
あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。

お直しまでの流れ

1)お見積りのご依頼

まずは見積りお申込フォームよりお見積りをご依頼ください。
オンラインでのお見積りと店頭でのお見積りで別のフォームをご用意していますので、ご希望に応じてお選びください。
毎月1日~15日にご依頼いただいた分は月末頃、16日~月末にご依頼いただいた分は翌月中旬頃にお見積りをご連絡いたします。

2)本申込

後日メールにてご案内させていただくご依頼フォームよりお申込ください。

3)お直し品送付

お直し品を職人へお送りいただきます。
店舗で梱包・発送作業を承ることができます(別途、梱包手数料・資材費を頂戴いたします)。

4)修理

一つひとつ丁寧にお直しさせていただきます。4ヶ月程度かかります。

5)お直し品のお届け

ご指定の場所にお直し品をお届けいたします。

対象商品について

現在、aeru商品以外のお直しの、オンラインお見積りの受付を停止しております。
ご不便をおかけいたしますが、ご了承いただけますと幸いです。

  • 東京・京都 店頭相談は、引き続きaeru商品以外のお直しも承っております。
  • こちらのフォームにご登録いただくと、オンラインお見積りの受付を再開した際に、ご登録いただいたメールアドレス宛にお知らせいたします。
  • aeru商品の場合

    【オンライン受付停止中】aeru以外の商品の場合

    • 陶器
    • 磁器
    • ガラス

    納期について

    約4か月(お直し品の状態によっては、さらに時間をいただく場合がございます)

    料金について

    aeruの商品と一般的な商品の場合で異なる価格設定としております(aeruの商品に関しては、子どもの頃から大人になるまでお使いいただきたいという想いから、アフターサービスとして特別な価格設定となっております)。
    また、お直しする箇所の大きさ、素材、接着方法、仕上げ方法によっても料金が異なります。
    大きさや破損状況に合わせて無料でお見積りをいたしますので、見積りお申込フォームからお気軽にお申込ください。

    aeru商品の場合(アフターサービス価格)

    「0歳からの伝統ブランド aeru」の、陶磁器・漆器・ガラス・石製品

    欠け(小)
    金:3,600円〜/銀:3,300円〜/色漆: 3,100円〜

    欠け(中)
    金:4,200円〜/銀:3,900円〜/色漆:3,700円〜

    ヒビ
    金:4,500円〜/銀:4,200円〜/色漆:4,000円〜

    割れ
    金:4,900円〜/銀:4,600円〜/色漆:4,500円〜

    ※価格は税別です。
    ※上記はあくまで参考価格となります。修理品箇所の大きさや素材によって価格は変動します。
    ※別途、往復の送料と振込手数料をご負担いただいております。

    【オンライン受付停止中】aeru以外の商品の場合

    欠け(小)
    金:5,400円〜/銀:5,100円〜/色漆: 4,900円〜

    欠け(中)
    金:6,000円〜/銀:5,700円〜/色漆:5,500円〜

    ヒビ
    金:6,300円〜/銀:6,000円〜/色漆:5,800円〜

    割れ
    金:6,700円〜/銀:6,400円〜/色漆:6,300円〜

    ※価格は税別です。
    ※上記はあくまで参考価格となります。修理品箇所の大きさや素材によって価格は変動します。
    ※別途、往復の送料と振込手数料をご負担いただいております。

    お直し品送付方法

    お直し品は、お客様のご自宅から、職人の工房までお送りいただきます。
    往復の送料は、お客様にご負担いただいております。工房への発送は送料元払いにてお送りいただき、お直し後にお届けする際は送料着払いにてお送りいたします。

    1. 破片はすべてお送りください。
    破片でお怪我をなさいませんよう、お気をつけくださいませ。

    2. 緩衝材や新聞紙等で個別に梱包してください。
    一度破損した器は割れやすくなっているため、しっかりと梱包をお願いいたします。
    破片同士がぶつからないよう、一つずつ梱包をお願いいたします。

    3. 箱の底と側面にも緩衝材を入れて、お直し品が動かないように固定ください。
    隙間がある場合は、丸めた新聞紙やチラシなどを入れていただくと固定されます。

    お直し後の器の取り扱いについて

    • 一度割れた箇所は、自然の特性により、割れる前の状態よりも弱くなっていることを予めご了承ください。
    • 割れる前よりも丁寧にお取り扱いいただき、お直しした箇所を持ったり、洗う際に力をかけたりすることはお控えください。
    • 金継ぎの特性上、ご使用いただく中で金や銀の部分が剥がれ、漆が見えてくる場合がございます。その場合、表面の仕上げ直しを改めてご依頼ください。
    • 金継ぎの特性上、電子レンジ、食器洗い洗浄機、オーブン、直火はご使用になれません。
    • クレンザー等の研磨剤や硬いスポンジ、タワシでの洗浄はお避けください。
    • 水につけたまま長時間放置しないでください。(剥離の原因となります。)

    見積りお申込

    現在、aeru商品以外のお直しについては、東京・京都での店頭相談のみとさせていただいております。
    ご不便をおかけいたしますが、ご了承いただけますと幸いです。
    こちらのフォームにご登録いただくと、オンラインお見積りの受付を再開した際に、ご登録いただいたメールアドレス宛にお知らせいたします。

    ※法人の方は、お問合せフォームよりお問合せください。