2017.04.20
4月14日放送、FM京都ラジオ「Artisan’s Talk」〜つづれ織職人 森紗恵子さん(前編)〜
「α-STATION」FM-KYOTOにて、和える代表の矢島がDJを務めさせていただいております、新番組『Artisan’s Talk』。
4月14日の2回目の放送では、最初のゲストとして、「つづれ織」職人の森紗恵子さんをお招きしました!
つづれ織り
つづれ織りは、柄を1つ1つ爪先で織り込んで模様を表現する、
伝統的な織物の技法で、着物の帯を織る際などに用いられます。
「爪掻(つめかき)つづれ織り」とも呼ばれるそうで、
自分の爪をノコギリ状にけずって、糸をかきよせながら図案を織っていくそうです。
森さんの爪をよく見てみると…、確かに先の方がギザギザしています!
この爪を道具の1つにして横糸を織り込み図案を織り上げていきます。
そういえば、aeruの『本藍染の出産祝いセット』などを染める職人さんの爪は、いつも藍色をしています。
爪を見るだけで、「あ、この方はつづれ織り職人さんなんだな」
「藍染の職人さんなんだな」と分かるのですね^^
職人への道のり
もともと、デザインの仕事をされていた森さんは、
25歳ころに「ものを作る側の職人さんになりたい」という想いで職人への道を目指されました。
まずは、ハローワークに足を運んで、
つづれ織りの職人としてお仕事をさせてもらえる会社と出逢い、
職人さんになられたそうです。
帯を織る職人として働き、その後独立し「つづれ織工房 おりこと」を拠点に活動されています。
そこで、伝統的な技術を使いながらも、現代の感性で新しい作品づくりにもどんどん挑戦されています!
例えば、髪留めやブローチ。着物をなかなか着る機会の無い方でも、
こういったアクセサリーなら、気軽に暮らしの中で伝統を身につけることができます。
他にも男性用のウズラ柄の袱紗も、番組内で紹介しました。
つづれ織りならではの、繊細な羽の表現がとても優しい印象ですね。
そして、こちらは、つづれ織りのリングなのですが、
京都で採れる「ばら輝石」という、灰色やばらのような、
自然界の石の色味を織りで表現されています。
4/15~5/14まで、京都BALにて開催されている企画展「KYOTO PARADOX」にて、
森さんの作品を実際にご覧いただくことができます。
そして、第3回目の4月21日の放送でも、
再び森さんにご登場いただき、さらにお話を伺ってまいります!
次はどのようなお話を聞かせていただけるのでしょうか。
どうぞ、お楽しみに^^
aeru gojoホストシスター 中川
<「Artisan’s Talk」番組詳細>
放送局:「α-STATION」 FM京都
放送日時:毎週金曜日 朝6:00-6:25
リクエスト&メッセージはこちらから。
放送エリア:京都府・大阪府・兵庫県・滋賀県・奈良県の5府県(FMラジオチューナーを通じてお聴きいただけます)
※なお、パソコンやスマートフォンでラジオが聴ける「radiko.jp」では、
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