これはなんでしょう？

aeru meguroの片隅に、そっと置いてある、
こちらはなんでしょう？

もう少し近づいてみましょう。

よく見てみると、
翡翠のような澄んだ青緑色、
お抹茶のような緑色、
深く濃い鈍色…
沢山の色があります。

また、大きな穴や気泡もあります。

なんだか月面を眺めているようですね＾＾

これは…
お役目を全うした、登り窯の壁の一部なのです。

登り窯とは、斜面を利用し、余熱を使って焚き上げていく、
陶磁器を焼成するための窯のことです。

こちらは有田に伺った際に、拝見した登り窯です。

焼成する際に、釉薬が窯の中で霧状になり、
徐々に壁にくっついていくのです。
何年の歳月もかけてつくられた、自然の産物。

みなさまもお越しになった際、ご覧くださいませ◎