2014.09.27
四国の伝統を子どもたちに
「こんにちは。」
休日のお昼過ぎ、1人の男性がいらっしゃいました。
お話しをしていたら、どうやら3人の子どもをもつパパさんで、ご出身が四国の方でした。
「僕は四国で育ちました。子どもたちのおじいちゃん、おばあちゃんも四国にいます。
今は関東に住んでいるけれど、子どもたちのルーツが四国にもあることを伝えたいんです。四国の伝統産業を伝えたいんです。」
照れくさそうにも、しっかりとした眼差しでそうお話ししてくださいました。
子どもたちのことを想い、一生懸命に悩んで悩んで、
『徳島県から 大谷焼の こぼしにくい器』と
『愛媛県から 砥部焼の こぼしにくい器』を
お持ち帰りいただきました。
その器たちを鞄の中にしまい、
まるで子どもを抱えるように丁寧に、しっかりと、連れて帰っていらっしゃいました。
子どもたちに産まれた地の伝統をつなぐ大切さを、
改めて感じさせていただきました。
どうもありがとうございました。