CASES

パナソニックさん主催のSDGsイベントにて、日本の暮らしの智慧を体感する“aeru school”を行いました

aeru school

クライアント
パナソニック株式会社さん
業種
企業
規模
およそ20名
所在地
大阪府大阪市

最近、いろいろなところで見かけることが増えた「SDGs」。
みなさん、耳にしたことはありますか?

気候変動や貧困の問題など、世界中にはたくさんの課題があります。
SDGs(Sustainable Development Goals・持続可能な開発目標)とは、2015年9月の国連サミットで採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すための国際的な目標です。
とはいえ、なんだか難しくて、自分にはいったい何ができるのかわかりづらいようにも感じますよね。

今回はこのSDGsの達成に向けて「ちょっと、いいコトやってみよう!!」をテーマに、パナソニックさんの主催でイベントが開催されました。
和えるでは、「いいモノを長く大切に使うには〜日本のくらしの知恵〜」と題して、和えるの田房が出張し、“aeru school”を開催!

当日の様子をお届けします。

会場は、JR大阪駅からすぐのグランフロントにある、パナソニックセンター大阪・Re-Lifeガーデン。
ふらっと立ち寄れるモデルルームのような空間で、田房も近くまで来るといつも立ち寄る大好きな場所です。

こちらに和えるのブースを作らせていただき、3つの企画を開催しました。

企画1 「割れた器の金継ぎ相談会」

みなさん、器が割れてしまった時は、どうされているでしょうか。
大切な思い出のお皿やコップを割ってしまって、泣く泣く処分したという経験がある方も多いのでは…?

実は、割れてしまった器は、昔ながらの方法「金継ぎ」で修理することができます。
破片を漆でくっつけて、継いだ跡に金や銀でお化粧をすると、こちらの写真のように仕上がります。
モノを長く大切に使う、日本の伝統文化の一つです。
今回は、サンプルを店頭に複数ご用意し、実物をご覧いただきました。

「えっ、割れても直るんですね!」
「これは本当に割れたものですか?」
「金継ぎって聞いたことはあったけど、実物を見たのは初めて」
「割れても直せると知っていれば、少し良い器を買えますね」
など、いろいろなご感想をいただきました。

企画2 「木のぬくもりがある暮らし〜木製品のお手入れ講座」

まずはじめに「お家にはどんな木がありますか?」と聞いてみると、みなさん「そういえば、ない…!」と衝撃。

床・柱・テーブルはもちろん、まな板までも今の時代は木ではない。
木を避けてきたわけではなく、むしろこのような木をテーマにした講座に参加されるぐらい、木のことが好きな方々です。
気がつかないうちに、身の回りから木がなくなっていた…ということかもしれません。

講座では、いろいろな木目の板や、最近の技術で作られた木目調の板などをご覧いただき、「みつろうクリーム」を使ったお手入れ方法のご紹介も。
オイルを布で刷り込むと、写真のように水を弾く…というBefore・Afterを実際にご覧いただきました。

企画3 「和紙×箔 きらめくアートハガキ作り」

最後は、手すきの和紙でできたハガキに、キラキラ光る箔をのせる「ギルディング」を体験していただきました。
自分で一生懸命に作った1枚のハガキは、きっと大切に、思い入れをもって使ってくださるはず。

作り手の気持ちを体験することで、身の回りのものを一つひとつ大切に使おう、という気持ちが自然に生まれるといいな、という思いで企画させていただきました。

ちなみに今回、和えるのインスタグラム(@aeru_)にて、会場からインスタライブの生配信も行いました。

パナソニックのご担当者でいらっしゃる岩下さんにもご出演いただき、どのような想いでこの「SDGs」にまつわるイベントを企画されたのか、インタビューさせていただきました。

パナソニックは、モノづくりを通じて世の中を便利にして豊かな社会にするために、松下幸之助氏が創業した会社。
持続可能な社会を作っていくために、身近でできることから伝えていきたいと取り組んでおられます。

みなさんに伝えるだけでなく「私自身ももっと知っていきたい」と繰り返しておられ、そのお言葉どおり、岩下さんをはじめパナソニックセンターのスタッフのみなさんが、興味津々でワークショップや金継ぎのサンプルを見に来てくださったことがとても印象的でした。

お越しいただいたみなさん、パナソニックのみなさん、どうもありがとうございました!

このような、イベントのテーマに合わせたオーダーメイドの“aeru school”のご依頼は、こちらからお気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。