先日、清水焼発祥の地である五条坂にて、
毎年8月7日から10日まで開催されている
「陶器まつり」に行ってまいりました。

全国各地から400店近くが出店され、陶器の職人さんや作家さん、小売店さんなどが集い、
それぞれの感性や技術によって生み出された器やコップは、
様々な形状や絵によって表現されていました。

その他にも、動物の姿をした置物やオカリナなど、
食卓だけでなく、暮らし全体を豊かに彩るものばかりで、
足を運ばれたお客様は、ワクワクしながら掘り出し物を探しておられました。

元々この陶器まつりは、六道珍皇寺の「精霊迎え 六道まいり」
参詣される大勢の方に向けた陶器市が始まりとされているそうです。

「六道まいり」は、平安時代より葬送の場所とされてきた鳥辺山(とりべやま)の麓にある六道珍皇寺で、8/7-10の間行われる行事。
あの世への入り口「六道の辻」のすぐそばであることから、
お盆の前に亡くなった方々の霊をお迎えしに、多くの方々が参拝されます。

私も、ご先祖様たちが無事に里帰りしていただけるよう願いながら参詣したのですが、
ご先祖様の元まで音色が届くと言われる「迎え鐘」をついて、
お祈りされている方の姿が印象的でした。

16日の夜には、夏の京都の風物詩でもある
「五山の送り火」によって、ご先祖様たちはもといた世界に戻られます。
7月の祇園祭りでは神様を、8月のお盆行事では
ご先祖様をお迎えし、おもてなし、お見送りする。

そうした信仰や尊敬の心を持ち続け、伝統をつないできたからこそ、
今日の京都の街並みや人々の暮らしが発展してきたように感じました。

aeru satoyama担当 福田