こんにちは。aeru satoyama担当の福田です。

7月の祇園祭に続き、今回は8月の京都の風物詩
『五山の送り火』を体験してまいりました。
こちらは、京都市の東にそびえる「大文字山」に燃え盛った「大」の字です。

遠目からでも炎の揺らぎを観ることができたので、
何の木をを使っているのかと疑問に思い調べてみたところ、
油分を多く含んでいて、昔から燃料として重宝されてきた
アカマツが使われているとのことでした。

以前、志野焼の職人さんに関する記事の中で、
油分の多いアカマツを使うことで、高い火力を得ることができ、
安定して作品を焼くことができると語っておられたことが思い出されます。
先人たちが、身近なものの中から、
それぞれの性質や特性を活かし、暮らしに取り入れてきたことが、
今日に伝承されてきているんだなと感じました。

送り火としての役目を終えた薪は、玄関に吊るして魔除けにしたり、
無病息災のご利益があるという言い伝えがあるそうで、翌朝、炭拾いに向かいました。

大文字山の火床は、銀閣寺の裏手にある登山口からおよそ30分くらいで到着し、
普段は京都盆地を一望することのできる人気のハイキングコースになっています。

6時に到着した時点で、すでに多くの方が炭を拾っておられ、
大きな薪の状態で残った炭を見つけて喜んでいるお子様。
ご自宅だけではなく、ご友人のためにもと欠片になった炭を
袋いっぱいに抱えたご高齢の方まで幅広くいらっしゃいました。

私も「大」の字の最頂部にあった火床から炭をいただき、
一年の無病息災を祈願いたしました。

何よりもそこから見渡すことができた京都盆地の街並みや
早朝でしか味わえない清々しい空気を味わうことができ、
とても感慨深いものがありました。

aeru satoyama担当 福田