2017.05.22

『石川県から 山中漆器の こぼしにくい器』と同じ木を見つけました!


ぐーんと、空に向かって伸びる木。
先日、お散歩していると、青い空に向かってぐーんと伸びる大きな木を見つけました!
木の肌はこのような様子。
みなさまも、公園や街の通りで見かけたことがあるかもしれませんね。

こちらは、欅(ケヤキ)の木。
欅の木は丈夫で、日本家屋や、神社・仏閣の材として、古くから使われてきました。
aeruの『石川県から 山中漆器の こぼしにくい器』は、
この欅の木から作られています。

木地師さんが、欅の木を削り出して形を作り、その後、
塗師さんが漆を塗っては拭き、塗っては拭き・・・を
繰り返す「拭き漆」という技法で、仕上げています。
山中漆器

木の器ならではの木目を楽しんでいただけるように、
数ある技法のなかから「拭き漆」で仕上げた、『石川県から 山中漆器の こぼしにくい器』
一つひとつ、木目の表情が異なります。

私はよく、器の内側にある円状の木目を見比べて、お気に入りを探しています。

お花に見えたり、台風の目に見えたり、はたまた矢を当てる的に見えたり・・・
欅の木が刻んできた年数に思いを馳せて、つい見入ってしまいます。


こちらは、東京直営店「aeru meguro」にある欅の木と、漆を塗る前の木地。
木を伸びる方向に対して垂直に輪切りにし、「縦木取り」という方法で木地を取っていきます。
木地を取るために書いた、円状の鉛筆の跡がありますね^^

割れやすい丸太の中心を避けて木地を取る「縦木取り」。
1本の木から作れる器の数は少なくなりますが、歪みや収縮に強く、
木がもともと持っている特長を活かせるといわれています。


末広がりに枝を広げ、空を支えているような力強さがある欅。
ぜひ、公園や街で探してみてくださいね^^
『石川県から 山中漆器の こぼしにくい器』には、
「欅のように、子どもたちも元気にすくすく育ってほしい」という願いも込められています。
欅を見かけた際に、
「いつも使っている器の木だね」「こんな木の肌なんだね!」といった会話が
たくさん生まれますように。

aeru meguro ホストシスター 松下

「aeru meguro」には、さまざまな木を展示しています

ぜひお手にとって、ご覧ください!

東京直営店「aeru meguro」
営業時間:11:00~18:00(水曜日定休)
アクセス:目黒駅 徒歩3分(JR山手線・東京メトロ南北線・都営三田線)
地図はこちら

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