CASES

漆職人さんをお招きして、金継ぎを行う“aeru school ”を開催しました

aeru school

規模
24名(1日に3回開催し、1回あたり8名定員)
所在地
東京「aeru meguro」

学びを通して日本の伝統に触れる“aeru school”。
その中でも、いつもすぐに満員御礼となるのが「漆職人さんによる金継ぎ・銀継ぎ教室」です。

「金継ぎ・銀継ぎ」は、陶器や磁器が割れたり欠けたり、ヒビが入ってしまった際に、漆で接着し、継いだ部分を金や銀でお化粧をしながらお直しする、日本で古くから受け継がれてきたお直しの技法です。

東京「aeru meguro」では、文化財の修復や作家としての活動も活発に行っておられる漆職人の江藤雄造さんをゲストにお招きし、「器を長く大切に使う先人の智慧」を学ぶ“aeru school”を定期的に開催。
今回はその様子をお伝えします。

「漆職人さんによる金継ぎ・銀継ぎ教室〜器を長く大切に使う先人の智慧〜」


講師を務めてくださる江藤さんは、aeruの陶磁器・漆器・ガラスなどをお直ししてくださっている職人さんの一人。
およそ2時間という短時間でのお教室のため、割れ・欠けの部分には樹脂を使用しますが、仕上げはその上から本漆を塗り、本金もしくは本銀、色漆でお化粧します。

参加者のみなさまは、直したいと思っていた器をお持ちくださり、真剣にお直し!
完成した器は、当日お持ち帰りいただき、1〜2週間後から実際にお使いいただいています。


こちらの男性は、大切なお仲間からいただいたマグカップを割ってしまったとのこと。
「大切に、長く使いたい」という想いで、お直しに挑戦してくださいました!

こちらのお母さまは、お子さまがご愛用くださっていた、aeruの『愛媛県から 砥部焼の こぼしにくい器』を持ってきてくださいました。
お子さまの喜ぶお顔を思い浮かべながら、慎重にお直し。


参加者の方から、時間をかけながらお直しすることで、「より愛着が増し、使うのがさらに楽しみになった」という嬉しいご感想もいただきました。

当日は、和えるの森より、漆の原木をお見せするなど、漆や金継ぎについてより深く知っていただけるよう、色々なお話もさせていただきました。
今後も、「壊れたら捨てる」といった選択肢だけではなく、「お直しをする」といった選択肢をみなさまにお伝えできますと嬉しいです。

aeruのお直し

aeruではaeruの商品のお直しや、ご自宅の大切な器などのお直しも承っております。
新たに生まれ変わった器と共に暮らす体験をぜひしていただけますように。