CASES
マリアンインターナショナルスクール京都校・大津校さんにて、非認知能力を日本の伝統を活かして育む”aeru school”を開催しました。
aeru school
- クライアント
- マリアンインターナショナルスクール京都校・大津校さん
- 業種
- インターナショナルスクール
- 規模
- 京都校31名、大津校33名
- 所在地
- 京都府・滋賀県
京都と滋賀にある「マリアンインターナショナルスクール」さんにて、非認知能力を日本の伝統を活かして育む“aeru school”を開催しました。
今回は、和えるの中川が講師として、京都校・大津校へ出張し、年長クラスに登壇しました。
園長先生からのご要望は、主に下記の2点でした。
- 日本の伝統を、本物のお道具に触れながら子どもたちに体験させたい
- 園の職員だけでは伝えきれないことを、日本の伝統について詳しいプロフェッショナルの講師から直接伝えて欲しい
和えるでは各地で、地域の伝統産業・工芸の素材や道具に触れ感性を育みながら、子どもたちの非認知能力を育むことのできる“aeru school”を開催しておりますので、ご興味をお持ちの方は、こちらよりお問い合わせくださいませ。
開催後、先生方からいただいたお声
担当の先生方からは、
“自分たちだけではなかなか伝えられない、日本の伝統や職人さんのこと、自然とのつながりなどをお話しいただけて、ありがたかった。”
“園児が生き生きと質問に答えたり、夢中で作品作りに取り組んでいるのが印象的だった。”
といったご感想をいただきました。
このようなお声をいただき、子どもたちの遊びと学びの幅を広げるお手伝いができ、とても嬉しく思っております。
以下、当日の様子をレポートしてまいります!
お道具たちは、何からできている?みんなで考えよう
▲お道具キット(手漉き和紙、伊勢型紙、顔彩、刷毛)
まずは、これから使う伝統的な素材やお道具について、映像なども交えながらご紹介。
「この紙、触ってみてどんな感じがする?なにで出来ているのかなぁ?」
クイズをたっぷりご用意し、みんなで一緒にお道具を「観察」しながら学んでいきます^^
1000年以上の歴史があるという、三重県の伊勢型紙。
繊細で丈夫な美濃和紙を柿渋で幾重にも貼り重ね、
天日での乾燥と燻煙を繰り返して、型地紙を作り、その紙を染めたい柄の形に抜いていきます。
染めていただくはがきは、愛媛県の職人さんが、1枚ずつ手漉きした五十崎(いかざき)和紙。
今回は、職人さんが一つひとつ丁寧に作ってくださったこちらの型紙や和紙で、みんなで絵はがきを染め上げました。
◯“aeru school”で大切にしていること
“aeru school”は、日本や地域の伝統に触れ感性を育むと同時に、幼少期に身につけることが重要視されている「非認知能力」を育むことができるプログラムです。
伝統産業・工芸の素材や道具を生かして、子どもたちの五感に訴えることで、
非認知能力を引き出し、さらにそこで感じたことを「言語化」することにより、認知能力の成長にもつなげていく内容となっています。
お道具の説明においても、「どのような材料 / 過程を経て生まれたのか」までしっかりとお話しします。
すると、園児のみなさんからは「え、木から紙ができるの?石からお皿が生まれるの?」と新鮮な感想をたくさんいただきましたが、このように原点を知ること、見えない過程にまで想いを馳せることで想像力が育まれます。
職人さん体験をしてみよう!和紙はがきの型染め
お道具の説明やクイズの後は、早速作品作り。
直感で手にとった色を、思い思いに和紙に載せていきます。
クイズでは元気に手を挙げて、たくさん意見を発表してくれたみんなが、真剣な表情で黙々と作品を仕上げていきます。
その姿はまさに「職人さん」!
▲思い思いに、和紙はがきを染めていきます。
作品が完成した後は、みんなで見せ合いっこ。
「紅梅(こうばい)って、塗ってみたら本当に梅干しみたいな色だったよ。」「〇〇ちゃんと同じ色を使ったけど、私のと全然ちがうね!」「表は型紙を使ってみたけど、裏は刷毛だけで色を付けてみたの。」など、
子どもたちの感性はひとりひとり違って、個性豊か^^
同じ柄の型紙と同じ6色を使っても、似ている作品は一つもありません。
子どもたちは、自分の直感で選んだ色や柄について、お友達や先生に伝えていました。
このように、“aeru school”では、子どもたちが体験を通してたくさん得た「直感」を、「言語化」し相手に伝える力も育んでいます。
体験の中で講師が都度、質問をしたり、褒めることによって、「自分の感情を言葉にして、言葉にして伝える」という、大切な力を引き出すのです。
▲完成した作品を持って、にっこり!
“aeru school”にご興味をお持ちの方へ
“aeru school”は、日本や地域の伝統に触れ流ことで感性を育むと同時に、
幼少期に身につけることが重要視されている「非認知能力」を育むことができるプログラムです。
伝統産業・工芸の素材や道具を活かして、子どもたちの五感に訴えることで、
非認知能力を引き出し、さらにそこで感じたことを「言語化」することにより、認知能力の成長にもつなげていく内容となっています。
非認知能力(=直感・観察)を伸ばしながら、認知能力(=言語化)につなげていくしくみをぜひご体感ください^^
和えるでは、これからも日本の伝統を次世代につなぐため、さまざまなテーマで“aeru school”を企画・実施してまいります。
(例)
・職人さんのお道具で年賀状・クリスマスカード作り
・SDGsについて学ぶ
・地域の伝統を体験しよう etc…
また、日本の伝統や職人さんの作った「本物」に触れながら、 豊かな感性を育むだけでなく、
非認知能力も育て、「地頭を鍛える」「自分の意見を伝える」 「礼儀作法を身につける」といった力も育むお手伝いをさせていただきます。
ご興味をお持ちいただけましたら、お気軽にこちらよりお問い合わせいただけますと幸いです。
<他の“aeru school”開催記事はこちら>
- 山形県米沢市で出張型“aeru school”「よねざわおりであそぼう」プログラム開発、イベントを開催しました。
(記事はこちら) - パナソニックセンター大阪にて、SDGs“aeru school”を開催しました。
(記事はこちら) - 岡山県井原市の市立幼稚園にて、井原デニム“aeru school”プログラム開発、幼稚園職員研修を開催しました。
(記事はこちら)