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「京都・丹後ちりめん」の工房をオンライン訪問!着物を通じて日本の伝統文化を学ぶ “aeru school”を開催 〜異文化を学ぶために、自国の文化を学び直す〜
aeru school
- クライアント
- 立命館宇治中学校・高等学校さん
- 業種
- 教育機関
- 規模
- 13名(留学生2名を含む)
- 所在地
- 京都府宇治市
立命館宇治中学校・高等学校さまのご依頼で、着物の白生地となる「丹後ちりめん」を製作されている職人さんの工房を、オンライン訪問する”aeru school”を開催しました。「日本の着物文化を学びたい」という有志の、立命館宇治中学校・高等学校の生徒の方々13名が参加されました。
今回は、”aeru school”講師の中川が、職人さん訪問のコーディネート及び当日のファシリテーターを務めました。
立命館宇治中学校・高等学校の先生のご要望は、主に下記の2点でした。
1.「着物に関係する職人さんのオンライン工房訪問」のコーディネートをお願いしたい。
2. 生徒に、「日本の伝統の奥深さ」を伝えたい。
3. 着物ができるまでの工程についてあまり知識のない生徒のみなさんにも理解しやすいよう、ファシリテーターをお願いしたい。
開催後、生徒のみなさん・先生方からいただいたお声
ご参加いただいた先生、生徒のみなさんからは、下記のようなお声をいただきました。
- とても分かりやすい進行をして下さったので、生徒達にとって学び多い時間となりました。(先生)
- 今回の訪問をきっかけに、もっと日本文化に対する理解を深めていこうと思いました。(生徒さん)
- 今回の学びを活かし、留学先で着物文化について発信していきたい。(生徒さん)
異文化を学ぶためには、まず自国の文化を知ってほしい
“コロナ禍で生徒の海外留学が思うように進まない中、それを好機と捉え、異文化理解のためにも「自文化理解」を深めてほしい”という想いで、「日本探求企画」を立ち上げられた立命館宇治中学校・高等学校の先生。
「着物から学ぶ日本文化」というテーマにて、着付け教室の実施や、職人さん訪問の実施を計画しておられた際に、「日本の伝統を次世代につなぐ活動をされている、和えるのみなさんにお願いしたい」と、お声がけいただきました。
着物の生地を織る職人さんをオンライン訪問
aeru school当日は、「職人さん、立命館宇治中学校・高等学校、和える」の3拠点をオンラインでつなぎ、機織りの町である京都・与謝野町の職人さんをオンライン訪問しました。
今回訪問したのは、丹後ちりめんのデザインから製造・販売まで手がけておられる柴田織物の柴田祐史(ゆうじ)さんです。
“創造性と才能を発揮し体現している着物職人”として、イギリス人・着物研究家のシーラ・クリフさんにも紹介されている方です。(記事はこちら)
- なぜ丹後地方にて、織物が盛んになったのか?
- 丹後ちりめんの特徴である「シボ」とは?
- シワになりにくい理由は? 等
丹後ちりめんの歴史や特徴について、初めての方にもわかりやすくお話していただきました。また、工房の中や、織物を織る工程を画面越しに丁寧に見せていただいたり、質疑応答でさまざまな疑問に答えたりしてくださいました。
生徒の方々からは、たくさんの質問が飛び交いました。ご参加くださった先生、生徒の方々からは、下記のようなお声をいただきました。
- 職人さんが、知識ゼロの私達を相手に丁寧にご説明下さり、温かさが伝わってきました。(先生)
- 比較的人見知りする生徒なのですが、質問がたくさん出ましたので、お話が面白かったのだと思います。(先生)
- 職人さんのお話に出てくる専門的な単語を、中川さんが噛み砕いて教えてくださったおかげで、より理解を深めることが出来ました。(生徒さん)
- 着物に対して”昔ながら”といったイメージしかなかったので、“伝統に縛られない”という言葉が印象に残りました。(生徒さん)
- 製作の過程に、意外と理系の面があることに驚きました。(生徒さん)
和えるオリジナルのSTEAM教材も活用
「着物って何?」だけではなく、蚕(カイコ)についても知ってほしい。
このような先生からのご要望もあり、和えるにて制作した経済産業省『STEAMライブラリー』の教材を活用し、着物の生地の原材料についての動画もご覧いただきました。
『STEAMライブラリー』の教材は、登録をされた方であれば、どなたでも無料でダウンロード可能なため、授業やご自宅での学びとしてご活用いただけます。
●『STEAMライブラリー』和えるオリジナルの教材はこちらから
“aeru school”にご興味をお持ちの方へ
和えるでは、「英語を学ぶ生徒に、自国の伝統文化についても知ってほしい」「SDGsについて、日本の伝統という切り口で教えてほしい」「子どもたちの非認知能力を伸ばすワークショップを体験したい」等、さまざまなご要望をいただいております。
全国各地へのaeru school講師派遣も行っており、オンライン・リアル開催どちらも可能です。また、今回のテーマは「着物」でしたが、お住まいの地域の伝統産業をテーマにしたaeru schoolの開催もご提案可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。
テーマ例:染め物、焼物、〇〇塗、〇〇デニム 等
お問合せはこちらから
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