2017.07.04

aeru新商品『香川県から 庵治石の はじめての箸置き』のお披露目会を開催しました!

6月15日、東京直営店「aeru meguro」にて、
aeruに新しく仲間入りした
『香川県から 庵治石の はじめての箸置き』のお披露目会を開催しました!
学生の方や社会人の方、そして海外の方などがお越し下さり、
香川県からお越しくださった、箸置きを作っている職人さんと和える代表の矢島の対談に、
じっくりと耳を傾けてくださいました!

美容師のお仕事を経て、家業を継がれたという職人さん。
「髪を切るのも、石を切るのも一緒。」というお話からスタートしました。
素材や道具は違っても、目指すシルエットに向かって、
手を動かしていくことは同じとのこと。「作ることは天職だ」とおっしゃいます。

一つひとつ異なる石と向き合う、職人技

箸置きの製作は、お山からいただいた庵治石を、
両手で広げても足りないぐらいの大きさの刃で、伐りだすことから始まります。
そして、小さな刃につけかえながら削りだし、そして、何種類もの砥石で、一つひとつ丁寧に磨いていくのです。
石に刃をあてるときも、研磨するときも、すべて手作業。
刃の回転する速さは、石が焦げるくらいだそうです。
見ている私たちにとってはヒヤヒヤするほどの近さ・・・まさに、職人技です。

また、小さな一つの石の中でも、右の端と左の端では硬さが違ったり、
同じ力で削っても、左が下がったり右が下がったりするそう。
長年の経験を頼りに、一つとして同じでない石と毎回向き合いながら、
仕上げてくださっているのです!

白い粒のある子、黒い粒のある子を並べてみました。
それぞれの粒をご覧ください。粒子の偏り方が違い、少しずつ模様が異なります。
この一つとして同じものがない石の特長により、
同じカタチを作り上げるのはとても難しいとのことですが、
だからこそ、個性豊かな表情を楽しめるのですね。

カタチへのこだわり

aeruの『はじめての箸置き』は、「自然とお箸を置きたくなるカタチ」を4〜5年かけて考え、ようやく誕生しました。
お箸を置くときのゆるやかな角度、円のくぼみを確かめながら、何度も磨いていきます。
丁寧に仕上げてくださった箸置きを手にとった参加者の方からは、
「指に吸い付くような感じ!」というお声もいただきました^^

お山からお石をいただく

こちらは、原材料となる庵治石と、最後の工程で使用する砥石。
砥石は実際に使っているものをお持ちいただきました!
既に先のカタチが少し変わっているのが分かりますね。
石は、香川県の牟礼町・庵治町のお山で生まれたものです。

トークイベントでは、採石場でダイナマイトを仕掛けて、切削し、
石を運び出すという原材料のお話もありました。

「お山からお石をいただく」と、職人さん。
長い年月をかけて生きてきたお山があり、
地層ごとに適した石をとる技術を持つお山の職人さん、
そして、加工する職人さんがいて、ようやく私たちの手元に届くのです。

また、この石の中でも、すべてが使われるわけではないとおっしゃいます。
「もったいない」「命が使い切れていない」という想いで、
職人さんは小さなカタチまで、大切に大切に石と向き合っているのです。


矢島も、『食卓での「いただきます」は、器や箸置きなどのお山からいただいた
石の命・木の命に対しても言うのが大事だと気づいた』と話していましたが、
私も職人さんのお話を聞いて、これからは、
そんな感謝の気持ちを込めて「いただきます」と言おうと思いました。

何百年、何千年とお山で生きている石を、
長年の経験を頼りに削りだし、「自然とお箸を置きたくなるカタチ」に一切の妥協なく、
仕上げてくださった職人さんの話は、
とてもまっすぐで、「想いをカタチにしていく」という強さに溢れていました。

新しく仲間入りしました、
aeruの新商品『香川県から 庵治石の はじめての箸置き』は、aeruオンライン直営店での販売の他、
東京直営店「aeru meguro」京都直営店「aeru gojo」にて、
お手にとってご覧いただけますので、みなさまにお越しいただけますと嬉しいです^^

aeru meguro ホストシスター松下

<東京直営店「aeru meguro」>
営業時間:11:00~18:00(水曜日定休)
アクセス:目黒駅 徒歩3分(JR山手線・東京メトロ南北線・都営三田線)
地図はこちら

<京都直営店「aeru gojo」>
営業時間:10:00~17:00(水曜日定休)
アクセス:五条駅・四条駅 徒歩5分(地下鉄烏丸線)|烏丸駅 徒歩7分(阪急京都線)
烏丸松原 徒歩2分(市営バス)
地図はこちら

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