「α-STATION」FM京都のラジオ番組『Artisan’s Talk』

和える代表の矢島がDJを務めさせていただき、京都の若手職人さんの声を毎週お届けしています。
6月9日は、漆芸工房「表望堂」の島本恵未(しまもと・めぐみ)さんをお招きして、お話を伺いました!


これまでの放送内容は、こちらのレポートをご覧ください^^


●つづれ織り職人 森紗恵子さん(前編後編
●京すだれ本舗「久保田美簾堂」久保田真司さん(前編後編
●京焼「蘇嶐窯」涌波まどかさん(前編後編
●京焼「蘇嶐窯」未来の5代目 涌波優太くん(特別編
●京都信用金庫の専務理事 榊田隆之さん(経済界編)

漆との出逢い

島本さんは、京都で、下地や塗りから、蒔絵、金箔貼りまで、
漆に関する多くのお仕事を全般的にを行う工房「表望堂」を、2014年に、ご夫婦で立ち上げられました。

島本さんは、矢島と同じく28歳。
ご出身は和歌山で、幼少期から着物などの伝統に触れていた経験から、
「工芸や手作りのものが息づいている街に行きたい」と思われたそうです。
そして、京都の大学で日本画を専攻し学んでおられる中、授業の一環で「蒔絵」と出逢われました。
「自分が描いたものが、使っていただけるものになる」ということに感動され、
蒔絵職人になられたそうです^^

「日常の中にある美術、眺めているだけでなく使えること」が、島本さんの原点だとおっしゃいます。
私たちも、お子さまから大人まで、暮らしの中で身近に、職人さんの生み出したものに触れることで、
日本の伝統や先人の智慧をつなぎたいと取り組んでいるので、共通する想いを感じました。

蒔絵と螺鈿 「一緒にお出掛けできる」アクセサリーに

漆を細い筆につけて、線を引いて絵を描き、金や銀の粉をぱらぱらと蒔いていく「蒔絵」。
その後、漆をかけて、研いで磨き仕上げるという昔からの技法です。
横から層が見えるわけではないので、どこまで研ぐのか、
頼りになるのは、手の感覚だけだとおっしゃいます。
磨きすぎると、蒔いたものが取れてしまうため、とても緊張する工程だそうです。

「臆せず失敗することが上達の近道。」
失敗をさせてくれて、技術を教えてくれたお師匠さんへの感謝と共に、
いまは、螺鈿を施したアクセサリーを作るなど、より漆が身近になるようにと、活動されています。
こちらにも、島本さんの原点「眺めているだけでなく使えること」への想いが感じられますね。

「表望堂」では、蒔絵だけでなく、神社仏閣、美術品の修復をメインのお仕事とされています。
お寺の修復の際は、以前にその修復に携わった方の足跡やメッセージを発見することがあるそうです。

「修復する中で、100年前の先人が残したメッセージを探して、
会話しながら、次の世代に島本さんなりのメッセージを加える」
時代を超えて、職人さん同士が会話する。
修復はまさに、先人に学び、そして次世代につなぐお仕事なのですね。
そういった楽しみや感動が、島本さんのやりがいにつながっているのだと感じました。

そんな島本さんのお話を、明日6月16日朝6:00〜放送の『Artisan’s Talk』では、
引き続き、伺ってまいります。どうぞお楽しみに^^

aeru gojo ホストシスター中川

島本さんからのお知らせ

島本さんは、「京烏」という名前で、金継ぎ教室も行っていらっしゃいます。
“0から6歳の伝統ブランドaeru”でも行っている、陶磁器や漆器、ガラスの割れや欠けを
金継ぎ・銀継ぎなどで修復する「お直し」。
ぜひ体感してみてくださいね^^

「Artisan’s Talk」番組詳細

放送局:「α-STATION」 FM京都
放送日時:毎週金曜日 朝6:00-6:25
リクエスト&メッセージはこちらから。

放送エリア:京都府・大阪府・兵庫県・滋賀県・奈良県の5府県

(FMラジオチューナーを通じてお聴きいただけます)

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