六本木東京ミッドタウン「和える」

みなさま、こんにちは。

先日、六本木にある東京ミッドタウンに行くことがあったのですが、
ふと見上げると壁一面に「和える」の文字が。

東京ミッドタウンのイベントとして、毎年開催されている、
東京ミッドタウンに関連するテーマをお題にしたデザインコンペ、
「Tokyo Midtown Award 2014」の今年のテーマが「和える」なのだそうです!

最近ではあまり使われることのない、和えるという言葉に
町中で自然と出会えること、とても嬉しく思いました^^

和えるとは

私たちの社名にもなっている「和える(あえる)」。
ごま和えの「和え」です。

「和える」と「混ぜる」は比較的近い意味として捉えられがちですが、
同一のものではありません。

「混ぜる」は、異素材同士が、お互いの形を残すことなく一つになることです。
色の、白と黒を混ぜるとグレーになるのと似ています。

一方「和える」とは、異素材同士がお互いの形も残しながら、
お互いの魅力を引き出し合いながら一つになることで、
より魅力的な新たなものが生まれることを指します。
こちらは、色で言うと、指し色に近い感覚でしょうか。
その色があることで、他の色もいきいきとしてきます。

「和える」ことで単体以上の良さが生まれるのです。

和えるというのは、力づくでやろうとすると形壊れてしまうし、
素材に一つだけ強力なものがあっても、他の素材を飲み込んでしまう。
また逆に淡すぎても、お互いの素材を引き立てることはできません。
単品では短所になってしまうものでも、
組み合わせによって、アクセントになって長所になることもある。

この「和える」というその絶妙なバランスを見つけ出し、
その調和を言葉にした先人は、本当にすごいなと思います。

「古き良き伝統」と「今を生きる私たちの感性」を和える

「古き良き伝統」と「今を生きる私たちの感性」を和えることで、
私たちの生活に伝統産業の技術を活かしながら、伝統をつなぐことを目指し、
次世代の人々が誇れる日本の伝統を生み出すために、和えるは誕生しました。

今、先人から受け取ったものに、ちゃんと私たちが手を入れ「今」を和えて、
この絶妙なバランスを次世代に渡すためにできること。

「和える」という言葉の中にある強くしなやかな、
そして自然と湧いて生まれてくる魅力に、たくさんのヒントがあるように思います。

こちらの本も、ぜひお手に取ってご覧くださいませ

和える-aeru- (伝統産業を子どもにつなぐ25歳女性起業家) /矢島里佳 (著)

和える-aeru- (伝統産業を子どもにつなぐ25歳女性起業家)

矢島里佳 (著)
出版社: 早川書房