CASES
韓国から、成均館大学の学生さんが「社会的企業」について学びにいらっしゃいました
aeru talk
- クライアント
- 韓国・成均館大学さん
- 業種
- 教育機関
- 規模
- およそ30名
- 所在地
- 東京「aeru meguro」
韓国・ソウルの成均館大学のみなさまが、東京「aeru meguro」にお越しくださいました。
経済やデザインに興味がある学生さんから、実際に起業を考えアントレプレナーシップを学ばれているような学生さんまで30名ほどいらっしゃり、「aeru meguro」は人でいっぱい!
「社会的企業家精神トレーニングプログラム」の一環で、日本の社会的企業の好例として「和える」について学びたいとお声をかけてくださり、当日は和えるの「日本の伝統を次世代につなぐ」取り組みについて、aeru meguroホストマザー(店長)の森がお話をさせていただきました。
みなさまには実際にaeruの商品や原材料に触れていただく場面も。製作工程やそれぞれの商品に込められた想いについて、お話しさせていただき、中でも、『こぼしにくい器』は、「本当だ!掬える!」「この形を職人さんが手作りしているのですね」と興味津々のご様子でした。
他にも、驚いていらっしゃったのが、割れたり欠けたりした器などをお直しする「金継ぎ・銀継ぎ」という技術。aeruでは、aeruの商品をはじめ、陶磁器・漆器・ガラスのご自宅で大切にされていた器やコップ、花器などのお直しを承っています。
「器が割れたらどうしますか?」とホストマザーの森がお聞きすると、「捨てる」という方がほとんど。
お直しの技術は、永くモノを大切に使い続けられるようにと想いを込めて、先人が考えられた智慧。
「とても日本らしくて、美しい!」「考え方がとても好きです」といったご感想もいただきました。
しかしながら、お直しをしながら使う文化は世界各国にも。実は、韓国でもお直しする技術は昔からあったといわれています。開催中だった「aeru meguro 4周年記念!金魚が泳ぎ、蝶が舞う 夏のうるし展」で展示販売させていただいていた漆職人さんの作品の中にも、その形跡を見ることができました。
それは、「鎹(かすがい)」と呼ばれるもの。写真にある、ホッチキスのように割れを止めている銀色の部分が鎹です。こちらは、朝鮮半島から日本に渡った、江戸後期の器で、本銀の鎹で留められた割れの部分を、職人さんがさらに金継ぎされた作品です。
今回の訪問では、「韓国には伝統文化はないと思う」といった学生のみなさまのお声もありましたが、20代の学生のみなさまにとって、自国の文化にも興味を持っていただき、それぞれの「伝統を次世代につなぐ」を考えるきっかけに、少しでもなれていたら嬉しいです。
質疑応答では、和えるのビジネスモデルや新たな取り組みについてのご質問をいただき、とても充実した時間となりました^^みなさま、お越しくださり、どうもありがとうございました!
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