第5回三井ゴールデン匠賞　トークイベント・相談会をオンライン開催します

【下記のようなことを知りたい方におすすめのイベントです】

• 三井ゴールデン匠賞は、作品ではなく「人」を焦点にした賞。実際に受賞した取組みの内容とは？
• 応募のきっかけ・応募に至るまでの経緯は？実際に提出した応募書類を公開し、ポイントを解説！
• 受賞後の変化は？三井ゴールデン匠賞に応募する意義・メリットとは

日本の伝統を継承しながら未来につながるものづくりに真摯に取り組み、さらに発展させている伝統工芸の担い手の活動を応援する「三井ゴールデン匠賞」。三井ゴールデン匠賞は、作品ではなく「人」を焦点にした賞であるため、職人だけではなく、素材や器具に携わる方、プロデューサーやデザイナー、経営者といった様々な立場で伝統工芸に携わる方からの応募を受け付けています。受賞者には最大50万円の賞金が贈られ、三井グループによるPR活動が行われるなど、注目度の高い賞です。

過去の受賞者の方々

この度、第5回三井ゴールデン匠賞への応募を検討されている方を対象にしたトークイベント・相談会を、2023年12月18日と2024年1月30日にオンラインにて開催します。第4回三井ゴールデン匠賞受賞者をお招きし、和える代表 矢島がファシリテーターとなり、応募書類の公開解説、三井ゴールデン匠賞へ応募する際のポイントや、三井ゴールデン匠賞を受賞したことで起きた変化などをお伝えします。

＜＜イベントへの参加申込はこちら（無料）＞＞

第1回 12月18日19:00〜 ゲスト：クリエイティブ・シェルパさん

応募タイトル「後継者不足の職人技を障がいのある異才の若者が継承」にて第4回三井ゴールデン匠賞奨励賞を受賞された、クリエイティブ・シェルパさんにご登壇いただきます。作品ではなく「人」を焦点にした賞であることが特徴の、三井ゴールデン匠賞。「人」を焦点にするとは、どういうことなのか？クリエイティブ・シェルパさんの取組みを通して、解説します。

取組概要

江戸時代初期、京都から日本橋に渡り進化した「江戸仕立て都うちわ千鳥型（通称：千鳥うちわ）」は、独特の千鳥型フォルムと、約100本の極細の竹骨が精巧に並ぶ美しさを持つ。羽塚順子氏は竹骨の並びの緻密さを見たとき、「 自閉症スペクトラムの子の作業に向いている」と直感。うちわの技術が後継者不足で絶えようとしている現実と、並外れた集中力を持ちパターン化した職人的作業が得意ながらも、コミュニケーションが苦手で才能を活かせない障がい者就労支援施設に通う若者が多くいる現実。この「職人技と異才」をマッチングしたいと、伝承モデルを藤田昂平氏と企画。職人である加藤照邦氏からの指導協力、技術伝承講座、資材調査、調達交渉を進め、今後のモデルケースともなりえる伝福連携を実現。

第2回 1月30日19:00〜 ゲスト：宮本雅夫さん

応募タイトル「九谷焼の本流、伝統と伝承の融合を未来へ」にて、三井ゴールデン匠賞受賞、およびインターネットでの一般の方からの投票により選出されるモストポピュラー賞（第5回よりオーディエンス賞に名称が変更）を受賞された宮本さんにご登壇いただきます。日本工芸会、日本伝統工芸士会の両方に所属され、作家・職人、そして経営者として、伝統を次世代につなぐ取組みをされている宮本さん。どのようにご自身の取組みを棚卸しされ、応募資料に落とし込んだのか、実際に提出した応募資料を拝見しながら、応募資料作成のポイントについて共有いただきます。

取組概要

1970年創業、九谷焼の上絵付け専業の窯元である真生窯。二代目宮本雅夫氏は、窯主、小松九谷工業協同組合理事長、九谷焼伝統工芸士会の副会長(企画広報担当)として、首都圏で絵付けのワークショップ、講座の開催、書籍、PR 映像制作、展示会などの企画構成と、「本物の九谷焼」を広く知らせる活動に積極的に関わる。また、初代の色絵細描技法を継承しつつ、色、形、マチエールを追求した「緑彩」をはじめとする独自の技法で青手九谷の新しい表現に取り組む。九谷焼は九谷五彩（紫、黄、緑、紺、赤）を駆使した華麗な上絵付が特徴ながら、近年は絵柄が単純化。伝統的な和絵具を使いこなす職人も減っている。宮本氏は九谷五彩、和絵具、細密画にこだわり、九谷焼の本質をつきつめながらも、洗練された現代的な作品に昇華。

トークイベント後、応募についての相談会を開催します

第4回ゴールデン匠賞を受賞された登壇者はもちろん、過去に三井ゴールデン匠賞の審査員を務めた経験のある矢島や、三井ゴールデン匠賞の事務局の方へ、相談する時間を設けさせていただきます。応募にあたり不安な点やアドバイスがほしい点など、ぜひご相談くださいませ。

三井ゴールデン匠賞とは

スポーツの分野の「三井ゴールデン・グラブ賞」に対し、その文化版である「三井ゴールデン匠賞」。三井広報委員会が2015年9月にスタートした、日本の伝統を次世代につなぐ取り組みです。

三井ゴールデン匠賞 公式サイトはこちら