2017.04.27

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姫路”aeru room”オープンから1ヶ月!「もっと知りたい日本の職人技vol.2〜漆塗りの天井〜」

地域の伝統を体感できるホテルの一室”aeru room”
4月25日に、第2号の「姫路〜明珍火箸 瞑想の間〜」がオープンして1ヶ月を迎え、
1週間にわたり、職人さんの技を活かした設えをご紹介しています。
(前回ご紹介した、「明珍火箸」についてはこちら

漆塗りの天井

「チリーン、チリーン」
癒やし効果もあるといわれる明珍火箸の音色を聴きながら、
天井を見上げると、ぼんやりと自分の姿が浮かび上がります。
職人さんが塗り上げた、漆の天井です!

漆塗りの天井

仕上げ方によって、マットな質感になったり、
鏡面のようになったりと、様々な表情を見せる漆。
aeruの『青森県から 津軽塗りの こぼしにくいコップ』
『石川県から 山中漆器の こぼしにくい器』
『福井県から 越前漆器の はじめての汁椀』
なども、それぞれ塗の技法が異なり、
見た目だけでなく、手触りも違います!

姫路の“aeru room”の漆の天井は、塗っては研いでを繰り返し、そして、
最後に漆を塗った後、研がずに終える「塗り立て」という技法を用いています。
ぜひ、天井に映る姿を眺め、自分自身を見つめ直す、
ゆったりとした時間をお過ごしいただければと思います^^

漆を掻く

P6-2_漆の木

漆は、漆の木の表面に傷をつけ、樹液を採取することで、生まれます。
掻子(かきこ)と呼ばれる職人さんが、山に入り、漆の木を本一本引っ掻き、
傷をつけ、じんわり出てくる樹液を、丁寧に丁寧に取りこぼさぬよう、
ヘラで掻きとっていくのです。漆の木、一本から取れる漆はわずか200mlほどだそう!

漆を塗る職人さんだけでなく、
一生懸命、漆の木が出してくれた漆を、掻く職人さんも必要不可欠な存在です。

姫路の”aeru room”では、天井のほか、
和室の入り口の扉や、お部屋の中央の「上がり框(かまち)」も、漆で塗られています。
お昼の明るい太陽の下で見る漆の黒、夜の暗がりの中に見る漆の黒。
天井の漆も、上がり框の漆も、きっと様々な表情を魅せてくれるはず。
ぜひ、”aeru room”で、たくさんの漆の表情に出逢ってくださいね^^

【aeru room宿泊のご予約はこちら】
第1話 長崎 〜長崎の伝統や歴史を感じるお部屋〜
場所:セトレグラバーズハウス長崎

一泊朝食付プランはこちら
一泊夕食・朝食・滞在中の飲み物付きプランはこちら

第2話 姫路 〜明珍火箸 瞑想の間〜
場所:セトレハイランドヴィラ姫路

一泊夕食・朝食・滞在中の飲み物付きです。
ご予約はこちら

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