こんにちは、aeru gojoホストマザーの田房(たぶさ)です!

私たち和えるは、日本の伝統産業の技術を活かし、全国の職人とともに
日本や地域の魅力を伝えるお部屋「aeru room」を作っています。

これまで、長崎・姫路にて、
地域ごとにそれぞれ異なる物語をお伝えする「aeru room」が生まれてきました。
そしてこの秋、第三話「aeru room」が、古の都・奈良に誕生いたします!

長崎・姫路の「aeru room」に泊まる
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これから12月5日のオープンまで、奈良「aeru room」ができるまでの様子を、
少しずつご紹介していきたいと思います^^
※ホテル様のご事情により、12月5日のグランドオープンに変更となりました。
恐れ入りますが、オープンまで今しばらくお待ちくださいませ!

奈良aeru room

奈良「aeru room」の天井に、奈良の素材を取り入れたい、
と探し求めていた私たち。
ご縁をいただき出逢うことができたのが、吉野杉の杉皮でした。

長い年月の間、樹木を守り育んできた皮の部分は耐久性が高く、
古くより、建築用の屋根材として使われてきたそうです。
お庭の壁などに取り入れられることもある杉皮ですが、
今回は、aeru roomで目覚めた時に、「そうだ、奈良に来ているんだった!」と
感じていただくことができるよう、お部屋の天井に杉皮をと考えました^^

奈良aeru room 吉野杉 杉皮

さて、7月の終わり、私たちは吉野の山を訪ね、
樹齢100年ほどの吉野杉を切り倒し、
その場で皮を剥いでいく様子を見学させていただきました。

木を切り倒す作業には、大きな危険が伴います。
木に傷がつかないよう、周辺の木を先に切り倒してスペースを作り、
身の安全も確保しながら狙った方向に倒す…その様子はまさに職人技でした。

吉野杉を倒す 奈良aeru room奈良aeru room 吉野杉 杉皮

近くにいると危ないということで、私たちは離れた場所から眺めていたのですが、
吉野杉が倒れると、私たちのいる場所まで地響きが伝わってきました。
山肌がクッションのように木を受け止め、弾んでいる様子を体感して、
山は固いものではなく、やわらかいものというイメージに変わったように思います。

奈良aeru room 吉野杉 杉皮奈良aeru room 吉野杉 杉皮

こちらは、杉の枝を加工した道具を使って、杉皮を剥いでいく様子です。
樹木がぐんぐんと育つ夏の時期は、きれいに皮を剥がすことができるそうで、
1年の間でも、7〜8月頃の限られた時期にしか作業を行っておられません。

私たちも、杉皮を剥ぐ体験をさせていただきましたが、
熟練の方々のように上手くはいかないもの。
思ったよりも、ぐっと力を入れなければなりませんでしたし、
力を入れすぎると今度は杉皮が割れてしまい、
傷をつけずきれいに剥いでいくのがとても難しいことを実感しました。

吉野杉 杉皮体験 奈良aeru room吉野杉 杉皮体験の記念写真 奈良aeru room

杉皮は、剥いですぐに山から運び出すのではなく、
このように、林道の側に積み重ねてしばらく置かれます。
樹齢60年なら60日、100年なら100日…と、
木が山に立っていた年数を目安にするのだとか。

奈良aeru room 杉皮

このように重ねておくことで温度が上がり、
杉皮の中に潜んでいる虫の卵などが死んでいくのだそうです。
自然の力を活かしながら、私たちの暮らしの中に取り入れる方法を、
先人が試行錯誤し、受け継いでこられたのですね。

そして、杉皮は無事にaeru roomへ。
大工さんが慎重に、天井へ取り付けてくださいました!

奈良aeru room吉野杉 杉皮

吉野の山で長い歳月をかけて育まれ、大切に丁寧に剥がれた杉皮。
「aeru room」の天井に収まっていく様子を眺めていると、
お部屋に命が吹き込まれていくように感じました。
ご宿泊いただくみなさまにも、
杉皮が生きていることを感じていただけますと嬉しいです^^

aeru gojoホストマザー(店長)田房

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