こんばんは、aeru meguroホストシスターの松下です。
毎週金曜朝6時から、和える代表の矢島がDJを務めさせていただいている、
「α-STATION」FM京都のラジオ番組『Artisan’s Talk』
パソコンやスマートフォンでラジオが聴ける「radiko.jp」では、
放送から1週間に限り、聴き直すこともでき、
「radiko.jpプレミアム」にご加入いただくと、全国どこでもお聴きいただけます!
aeru meguroでも、毎週お聞きしております^^

京都の若手職人さんや、
伝統を次世代につなぐ取り組みをされている方々などのお声をお届けしてている、こちらの番組。
6月8日のゲストは、前週に続き、
京焼・清水焼 絵付け師の田辺桂(たなべ・かつら)さんをお招きしました!
今回の放送では、伝統的な京焼・清水焼の絵付から、
現代の芸術祭へ出品する作品製作まで、
様々なお仕事をされている田辺さんの、
28歳ならではの現在の感性・感覚について迫りました^^

江戸時代の頃の職人さんの声を聴く〜未来の職人さんへの挑戦状〜

多くの窯元が軒を連ねる泉涌寺地域にある俊山窯で、
絵付を担当していらっしゃる、田辺さん。
江戸時代中期の陶工、尾形乾山さんの作風を完全に再現する
「写し」を主にお仕事としていらっしゃいます。

豪華絢爛・色鮮やかな、四季を感じさせる器たち。
器そのものを葉や花の形にくり抜いた、
斬新なデザインも尾形乾山さんの作風の特徴です。
それを細かく再現しきる「写し」をする際には、
「自分の感情とシンクロし、その当時の職人さんの声がたまに聞こえてくる」のだとか。
「ここは少し手間がかかる部分だな・・・」という声だったり、
「数をこなすしかない。頑張ろう!」とやる気が湧いてくるような声だったり、
絵付に向き合うことで、時代を越えて当時の職人さんと対話しているよう。
なんだか羨ましいような、とても魅力的なお話でした。


上のお写真は、田辺さんが英国御用達の陶磁器メーカーの器を「写し」、
少しアレンジを加えたもの。
青海波や七宝文様など日本の文様も隠れています^^
青い染め付けが周囲の絵柄だけになっているのではなく、
残された白地の部分が、まるでお花のように見えるように、
輪郭になっているところがお気に入りだそう。
過去のデザインの、絵としての完成度の高さに感動したとおっしゃします。

「写しも一つの技法だと感じる」と、田辺さん。
様々な作品に出逢う中で、
今の時代でも通用するデザインに日々感動なさっているといいます。
そして、強く思うようになったのが、
「未来の職人さんが「写し」たくなるような作品を作っていきたい」というご自身の想い。
矢島も「まるで未来の職人さんへの挑戦状ですね」と話しておりましたが、
このように職人さんから職人さんへ、
技や想いが継がれていくのだということを改めて感じました!
脈々とつながる職人さんからのバトンがあるからこそ、
私たちが伝統に触れることができる。

モノを手にとるときには、そんなことを考えながら、
想いを馳せたいと思いました^^

場所と調和するものづくりを

田辺さんは、前週の放送で触れたように、
その土地ならではの現代アート作品を生み出す取り組みもされています。
今後は、京都の街に身を置く中で感じた、
京都という土地のエネルギーをより伝えられるような
「ものづくり」ができないかと考えていらっしゃいます。

「今は、器が土地に負けている。
土地としての魅力に器が追いついてきていないと感じる」と田辺さん。
インターネット上でクリックひとつでモノが買える時代だからこそ、
「この土地でしか見れない、ここでしかない器」が作りたいとのこと。
京都の街にある神社仏閣にて、
歴史を紐解きながら作った器を展示するというアイデアもお話くださり、
とてもわくわくいたしました^^
「お金を得るために、とりあえずモノを作ることが多くなっている世の中だからこそ、
何かのために、誰かのために、その場所にふさわしいものを作ることが、
その場所と調和がとれたものづくりなのかもしれない」と矢島。

特定の地域で開催される芸術祭で作品作りをされているからこその、田辺さんの感性。
「伝統技術というフィルターを通して伝える、今の展示」
という田辺さんの言葉がとても印象的でした。
その地域で育まれた歴史や文化を「場所に負けないものづくり」

明日のゲスト

さて、明日6月15日6:00からの放送では、
仏具の製作を手がけていらっしゃる、「南條工房」の南條和哉さんをお招きします。
仏具の中でも「鳴物仏具」とよばれる、「おりん」を作っていらっしゃる南篠さん。
どんな音色なのか、今から放送が楽しみです^^
みなさまも、どうぞお楽しみに!

aeru meguro ホストシスター松下

これまでの放送はこちら

◯2018年度のゲスト
●「楽芸工房」西陣織 製糸部門 伝統工芸士の村田紘平さん(前編後編
●桶屋「近藤」 近藤太一さん(前編後編
●京・地張り提灯専門「小嶋商店」の小嶋俊さん(前編後編
※小嶋さんとは、以前、aeru gojoにて、門川大作京都市長と矢島の3名で、
「京都から伝統産業を活性化し、日本全国を元気に」というテーマで鼎談させていただきました。
◯鼎談の様子はこちら
●京友禅ブランド「SOO(ソマル)」代表 日根野孝司さんら4名(前編後編
●京焼・清水焼 絵付け師の田辺桂さん(前編

◯2017年度のゲスト
これからの経済を担う京都の若手職人さんたちをはじめ、
経済界の方々や商品を生み出すことや届けることに携わっていらっしゃる方々など。
各回の内容の記事を、こちらよりご覧いただけます。

「Artisan’s Talk」番組詳細

放送局:「α-STATION」 FM京都
放送日時:毎週金曜日 朝6:00-6:25
リクエストメッセージはこちらから。
放送エリア:京都府・大阪府・兵庫県・滋賀県・奈良県の5府県
(FMラジオチューナーを通じてお聴きいただけます)
※なお、パソコンやスマートフォンでラジオが聴ける「radiko.jp」では、
放送から1週間に限り、聴き直すこともできます。
「radiko.jpプレミアム」にご加入いただくと、全国どこでもお聴きいただけます。
全国民放FM52局のラジオ放送を、エリア制限なく聴取できるau公式ラジオアプリ、LISMO WAVEにも対応しております。