毎週金曜朝6時から放送している、
「α-STATION」FM京都のラジオ番組『Artisan’s Talk』
和える代表の矢島がDJを務めさせていただき、京都の若手職人さんや
伝統を次世代につなぐ取り組みをされている方々などのお声をお届けしております。

8月3日のゲストには、先週に引き続き
『ayako.ceramics』というブランド名で、
焼物を活かしたアクセサリーを作っていらっしゃる、陶芸作家の小川文子さんをお招きしました!

ものづくりは、日常の中での出逢い、未知との遭遇

焼くことで生まれる釉薬の表情や焼物の質感と、
木やガラス、パールなどの様々な異素材を組み合わせて、
それぞれの素材感がひきたつようなアクセサリーを作ろうと、
2015年に『ayako.ceramics』というブランドを立ち上げられた、小川さん。
普段使いのときや、ちょっとしたおでかけのときにもつけていけるような、
日常に寄り添うアクセサリーを作りたいという想いでお仕事をされています。

小川さんがアクセサリー作りを実際に始められたのは、大学生のとき。
大学祭での物販から始まり、その後、
ご友人のお店にアクセサリーを並べることをきっかけに、
本格的に取り組み始められたとのこと。
先週の放送では、「とにかく手を動かすことが好きだった」
「特に小さいものを作ることが好きだった」という幼少期のお話をしてくださいましたが、
今週の番組では、「なぜアクセサリーを作り始めたのか?」というお話に。
そのお話から伝わってきたのは、小川さんにとって、
ものづくりは、”日常の中での出逢いを楽しむ”という、生き方そのものであるということでした。

小川さんが振り返って教えてくださったのは、
小学生のときに読まれた、ある雑誌との出逢いが大きいのだとか。
「毎日1つ、アクセサリーを作る」というテーマで、
日常を切り取った写真などが紹介されていた雑誌だそうで、
日常にあふれている素材、例えば、生クリームが爪についたときに、
それもアクセサリーのように捉えてみる、という柔軟な発想によるもの。
小川さんはそれを読まれたときに、
「自分もそんな毎日を過ごしたい!毎日、アクセサリーを作りたい」と思ったとおっしゃり、そのときの想いが今のアクセサリー作りにつながっているとのこと。

「ものを作ると時間が過ぎるのも早いけど、一日の厚みが増す感じがする」という
小川さんの言葉が印象的で、
日常で出逢うものすべてが、誰かが作ろうと思ったからこそ、存在していると考えると、
ものづくりがより身近に感じられるようになるのかもしれないと思いました。

矢島も、「子どもの頃は、毎日何かを作っていたような気がする。
ものを作ることは、未知のものとの遭遇なのかもしれないですね」と話しておりましたが、
小川さんのお話を聞きながら、日常にあふれるモノの存在に目を向けてみたり
少し手を動かして自分も何かを作ってみたり、楽しみたくなりました。

陶芸を軸に、世界を広げる

最後に、小川さんはご自身の好きな言葉をお伝えくださいました。
それは「餅は餅屋」。
どんなことも、それぞれの専門家に任せることが良いという例えですが、
小川さんは、陶芸の道のプロとして「陶芸の餅屋」になりたいとおっしゃいます。
様々な素材や、それぞれの職人さんに出逢いながら、
頼めることは頼みつつ、「真ん中には陶芸がある」とのこと。
「軸があるからこそ、そこから範囲を広げていくと安心しながら世界が広がっていく」と矢島も話しておりましたが、
小川さんのお話を伺い、自分の好きや得意なことを大切にしながら、
出逢いを楽しんでいくと人生の幅が広がっていくのだと感じました。
小川さんの働き方からは、「ちょっとずつ世界を広げていく」生き方のヒントを学ばせていただいたように思います。

明日のゲスト

さて、明日8月10日朝6:00からの放送では、京都・与謝野町で
機織りをされている、「羽賀織物」三代目の羽賀信彦さんをゲストにお招きします。
夏休み特別編ということで、職人さんの工房に伺い、
お仕事の音も一緒に届けてまいります。
どうぞお楽しみに^^

aeru meguro ホストシスター松下

これまでの放送はこちら

◯2018年度のゲスト
●「楽芸工房」西陣織 製糸部門 伝統工芸士の村田紘平さん(前編後編
●桶屋「近藤」 近藤太一さん(前編後編
●京・地張り提灯専門「小嶋商店」の小嶋俊さん(前編後編
※小嶋さんとは、以前、aeru gojoにて、門川大作京都市長と矢島の3名で、
「京都から伝統産業を活性化し、日本全国を元気に」というテーマで鼎談させていただきました。
◯鼎談の様子はこちら
●京友禅ブランド「SOO(ソマル)」代表 日根野孝司さんら4名(前編後編
●京焼・清水焼 絵付け師の田辺桂さん(前編後編
●鳴り物仏具「南條工房」の南條和哉さん(前編後編
●「齋田石材店」代表の5代目、齋田隆朗さん(前編後編
●「弘誠堂」表具師の 田中健太郎さん(前編後編
●陶芸作家の小川文子さん(前編

◯2017年度のゲスト
これからの経済を担う京都の若手職人さんたちをはじめ、
経済界の方々や商品を生み出すことや届けることに携わっていらっしゃる方々など。
各回の内容の記事を、こちらよりご覧いただけます。

「Artisan’s Talk」番組詳細

放送局:「α-STATION」 FM京都
放送日時:毎週金曜日 朝6:00-6:25
リクエストメッセージはこちらから。
放送エリア:京都府・大阪府・兵庫県・滋賀県・奈良県の5府県
(FMラジオチューナーを通じてお聴きいただけます)
※なお、パソコンやスマートフォンでラジオが聴ける「radiko.jp」では、
放送から1週間に限り、聴き直すこともできます。
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