毎週金曜朝6時から放送している、
「α-STATION」FM京都のラジオ番組『Artisan’s Talk』
京都の若手職人さんや
伝統を次世代につなぐ取り組みをされている方々などのお声をお届けしております。

8月10日からは、夏休み特別編がスタート!
DJを務めさせていただいている、和える代表の矢島が
京都府与謝野町の丹後ちりめんの職人さんの工房へお伺いし、
現地で収録をしてまいりました^^

与謝野町特別編は、5週にわたりお送りいたします。
◯ゲストはこちらのお三方です^^
8月10日、17日 「羽賀織物」三代目の羽賀信彦さん
8月24日、31日 「高美機業場」三代目の高岡徹さん
9月7日      「京都府与謝野町町長」山添藤真さん

子育てするように、機を織る

カシャン、カシャン、カシャン、カシャン・・・・
スタジオを飛び出して矢島がお伺いした「羽賀織物」さんの工房からは、
機織りの機械の音が響いています。
京都府与謝野町にて、1952年に創業された「羽賀織物」さんは、
着物の表地や長襦袢など、着物を身につける際に必要な生地を製造し、
問屋さんや生地メーカーさんに納めていらっしゃいます。

丹後ちりめんは、もともと、撚りをかけて強度を増した横糸と、
撚りをかけていない縦糸とを織りこむ、平織りの技術で生まれた無地の生地。
番組では、まず、その撚りのかけ方によって
様々な表情を生み出してきたという歴史を教えていただきました。
1mの糸の間に回転を加え、絹の表面についているセリシンなどのタンパク質を落とすことで、糸を縮ませ、凸凹を生み出すことを「皺(しぼ)があがる」というそう。
その「皺」の大小によって、無地の中での変化を楽しんできたとお聞きしたときには、
なんとも粋だなぁと感じました。

糸を織る機械は、「織機(しょっき)」とよばれ、
「羽賀織物」さんにある織機は、古いもので1960年代、
新しいもので1980年代のもの。
機械といっても、人間が機械を回して縦糸を動かし、横糸も人間が替えていきながら、
織っていきます。
カシャン、カシャンという音は、横糸を入れ込むために、
シャトルが左右に動く音。そうすることで、横に糸が通っていくのです。
このシャトルの速度は機械によって様々。
それによって生地の風合いが異なり、
「羽賀織物」さんにある少しゆっくりと動く織機からは、
横糸がしっかりと打ち込まれた、コシのある生地ができあがるのだとか。

職人さんは、このシャトルの動く音を聞きながら、
いつもと違うと感じたら、織機を止めて点検をしたり、
動きを変えたりするとおっしゃいます。
人間の手で横糸を替え、織り機を動かす。
「織機から離れていると、生地は織れない」という羽賀さんのお言葉も印象的でした。
「子どもが泣いているのを聞いて、気づく親のようですね」と矢島も話していましたが、
糸と向き合い、機械と寄り添うようにして、機織りをされているお話を伺い、
本当に子育てをされるように、愛情を込めてものづくりをされているのだと感じました^^

自然の素材と向き合う

数々の生地を生み出す現場にいらっしゃる、羽賀さん。
一番嬉しい瞬間は、「1反が傷なく織り上がったとき」とおっしゃいます。
1反は13m。自然の素材だからこそ、そのときどきの原材料によって違いが生まれ、
その違いを見極めながら、お仕事をされているのです。
同じ糸であっても性格が違い、途中で切れやすいものがあったり、強いものがあったり。

焼物や草木染も同じ。
aeruの商品でも、そのときどきの原材料やお天気、湿度などによって、
様々な特長をもった仕上がりの子たちが生まれてまいります。
それぞれの素材の状況を長年の経験と技で把握し、
よりよいものを安定的に作ろうと努力されている、職人さんたち。
aeruでは、その中で生まれた個性豊かな特長を持った商品を「特長品」と呼び、
みなさまにもお選びいただいております。
なぜその表情が生まれるのか。
素材に目を向け、どのようにものがつくられるのかを考えると、
とてもわくわくしますね^^
直営店では、「特長品」を実際にお手にとっていただきながら、
私たちがその過程についてもお話させていただいておりますので、
”自然の素材”と”ものづくり”について、体感しにぜひお越しくださいませ。
aeruの特長品についてはこちら
なお、aeru gojoでは、8月25日〜9月2日の間、「夏の特長品販売会」を開催します。

明日のゲスト

さて、明日8月17日朝6:00からの放送では、引き続き、
「羽賀織物」三代目の羽賀信彦さんをゲストにお招きします。
現在39歳の羽賀さんが、12年ほど前に与謝野町に戻り、
家業を継ごうとされた想いなどに迫ります!
どうぞお楽しみに^^

aeru meguro ホストシスター松下

これまでの放送はこちら

◯2018年度のゲスト
●「楽芸工房」西陣織 製糸部門 伝統工芸士の村田紘平さん(前編後編
●桶屋「近藤」 近藤太一さん(前編後編
●京・地張り提灯専門「小嶋商店」の小嶋俊さん(前編後編
※小嶋さんとは、以前、aeru gojoにて、門川大作京都市長と矢島の3名で、
「京都から伝統産業を活性化し、日本全国を元気に」というテーマで鼎談させていただきました。
◯鼎談の様子はこちら
●京友禅ブランド「SOO(ソマル)」代表 日根野孝司さんら4名(前編後編
●京焼・清水焼 絵付け師の田辺桂さん(前編後編
●鳴り物仏具「南條工房」の南條和哉さん(前編後編
●「齋田石材店」代表の5代目、齋田隆朗さん(前編後編
●「弘誠堂」表具師の 田中健太郎さん(前編後編
●陶芸作家の小川文子さん(前編後編

◯2017年度のゲスト
これからの経済を担う京都の若手職人さんたちをはじめ、
経済界の方々や商品を生み出すことや届けることに携わっていらっしゃる方々など。
各回の内容の記事を、こちらよりご覧いただけます。

「Artisan’s Talk」番組詳細

放送局:「α-STATION」 FM京都
放送日時:毎週金曜日 朝6:00-6:25
リクエストメッセージはこちらから。
放送エリア:京都府・大阪府・兵庫県・滋賀県・奈良県の5府県
(FMラジオチューナーを通じてお聴きいただけます)
※なお、パソコンやスマートフォンでラジオが聴ける「radiko.jp」では、
放送から1週間に限り、聴き直すこともできます。
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