和える代表の矢島が、DJを務めさせていただいている
「α-STATION」FM京都のラジオ番組『Artisan’s Talk』
「職人のお話」という番組名のとおり、
「先人の智慧と現代の感性を和えることで始まる、新しい取り組みや、
わくわくする話を届けていきたい」という想いで、
京都の若手の職人さんなどを毎週お迎えし、
想いや生き方・働き方について伺っております。

9月22日の放送では、前週に引き続き、
竹工房「喜節(きせつ)」の細川秀章さんをお招きしました!

竹の節を活かして、喜びを届ける

30歳を過ぎて関東から京都に移り住み、一から竹工房「喜節」を始められた細川さん。
細く割って薄く削った竹を編んで、
カゴ編みをする”京竹工芸”という技術を活かして、
主に、現代の暮らしになじむバッグを作っていらっしゃいます。

かつては着物に合わせたり、お豆腐用の竹カゴや
お野菜を入れるお買いものカゴとして使ったり、
日常のスタイルの一つに取り入れられていた竹という素材。
細川さんは、ご自身が作られた竹のクラッチバッグのような、
これまでとテイストの異なるものを提案したことで、
国内外の方に、これまでの竹の使われ方や
様々な編み方の存在を知っていただくことが増えたとおっしゃいます。

節を喜ぶと書く、工房「喜節」の名前。
番組では、その由来も伺いました!
竹にとって、節は成長を支えるもの。
約3ヶ月で25mほどに成長する竹が立っていられるのは、節があるからこそ。
「節は竹の要。節を活かして加工して喜ぶのが自分であり、
加工したバッグなどを使って喜ぶのがお客様。
節があってこその竹を、色々な方に楽しんでいただきたい」
という細川さんの言葉は、
まさに竹のようにまっすぐでした^^

京都に住み、仕事をする~想いに応え、多様性を取り入れていく~

京都に移り住まれて、12年になる細川さん。
当初は、所縁もない自分が伝統産業の世界に携わって良いのか、
と考えていたそうです。
しかし、竹工芸に関わらず、京都で伝統産業に関わる職人さんの中には
違う土地・違う分野出身の方も多く、
今では、珍しいことではなかったと思っているそう。

「都だからこそ、人が集まり、色々な好みや文化が入ってきている。
それらをうまく取り入れ、さらには海外から入ってくる技術も取り入れて、
京都の工芸にしてきたという歴史がある」
と細川さん。

まさに、京都が育んできた、
”想いに応え、より良いものを作っていく”という御誂えの文化ですね。
aeruの『京都府から 京焼の こぼしにくい器』も、まさに”御誂え”。
様々な色の陶磁器を生み出す技術がある中で、黄色を選んだ際、発色を良くするため、土と石が半々に混ぜられた「半磁器」素材を提案してくださった京焼の職人さん。

様々な産地の素材やそれを活かす技術があるからこそ生まれたという
京都の歴史を改めて感じました。

京都とは・・・

最後に、関東から京都に来た細川さんは、
「僕が考えてつくったものが、京都のものになるのかは、
僕の判断ではなく、それを見る周りの人や後世の人の判断。」とお話してくださいました。

「どのように見せたいのかに加え、
どのように見られているのかという視点があるのですね」と矢島。

自分がどうしたいのかという気持ちよりも、
竹の声や、お客さまの声を素直に聞き入れた上で、
自分にできることで応えていく、というお仕事の向き合い方は、
まさに私たちが働く上でも、大切にしていきたい考え方でもあると感じました。

明日のゲスト

さて、明日9月29日朝6:00〜放送の『Artisan’s Talk』では、
丸染工株式会社 型友禅職人の横田武裕さんをお招します!
京友禅の魅力や染の技法や想いについてお話を伺いますので、ぜひお聴きいただけますと嬉しいです^^

aeru gojoホストシスター 中川

おまけ


番組では、関東から京都に移り住んだからこそ感じる京都らしさについてのお話も。
「京都にいると、1年の節目節目である年中行事を自然とこなしている感覚」と細川さん。
私自身も京都に移り住み1年半。
6月には水無月のお菓子をいただいたり
7月には 祇園祭を体験したり、街全体に自然と文化が息づいているように感じます。
細川さんのお話を通して、改めて、京都らしさとは何か、
京都の外からも内からも捉えてみるという、きっかけをいただきました^^
これからも、京都の文化を体感し、みなさまに伝えてまいりたいと思います!

これまでの放送内容

●つづれ織り職人 森紗恵子さん(前編後編
●京すだれ本舗「久保田美簾堂」久保田真司さん(前編後編
●京焼「蘇嶐窯」涌波まどかさん(前編後編
●京焼「蘇嶐窯」未来の5代目 涌波優太くん(特別編
●京都信用金庫の専務理事 榊田隆之さん(経済界編)
●漆芸工房「表望堂」島本 恵未さん(前編後編
●「京都 鳴滝 北澤造園」北澤真さん(前編後編
●京扇子「大西常商店」大西里枝さん(前編後編
●京焼「丈夫窯」加藤丈尋さんと新人職人の富澤さん・尾形さん(”お師匠さん”と”お弟子さん” 前編後編
●「株式会社 ウエダ本社」の代表取締役社長 岡村充泰さん(経済界編)
●「嵯峩螺鈿 野村」のむらまりさん、野村拓也さん(前編後編
●特別編「ブータンの伝統継承から学ぶ」
●「山本合金製作所」鏡師 山本晃久さん(前編後編
●竹工房「喜節」竹工芸職人の細川秀章さん(前編

「Artisan’s Talk」番組詳細

放送局:「α-STATION」 FM京都
放送日時:毎週金曜日 朝6:00-6:25
リクエスト&メッセージはこちらから。
放送エリア:京都府・大阪府・兵庫県・滋賀県・奈良県の5府県
(FMラジオチューナーを通じてお聴きいただけます)
※なお、パソコンやスマートフォンでラジオが聴ける「radiko.jp」では、
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