京都の若手職人さんや伝統を次世代につなぐ取り組みをされている方々などをゲストとしてお招きしている、「α-STATION」FM京都のラジオ番組『Artisan’s Talk』
和える代表の矢島がDJを務めさせていただき、毎週金曜朝6時から放送しております。

11月16日は特別編として、先週に引き続き
石川県から「輪島キリモト」代表の桐本泰一(たいいち)さんをゲストにお招きしました!
次世代に漆の魅力をつなぎたいという取り組みが評価され、「三井ゴールデン匠賞」”第2回グランプリ”を受賞された泰一さん。

「三井ゴールデン匠賞」は、日本の伝統工芸の担い手に、
注目と称賛が当たる機会を創ることを目的に2015年に始められたもの。
放送では、こちらの賞の主催者の一人でいらっしゃる
「三井住友ファイナンス&リース」五十嵐 圭一さんもお招きしました。
先週の放送では、賞の詳細や評価軸について触れていただいております。

究極のライバルを作る

木の加工をする職人さん、漆を塗る職人さん、蒔絵を施す職人さん。
それぞれ分業体制になっている輪島の産地で初めて、
「輪島キリモト」は、先代の技術を活かし、
木の加工から漆塗りまで一貫して行っていらっしゃいます。
そして、「使い手のみなさんと直接お話したい」という想いの元、
販売や広報も自ら行い、届けるところまでを大切にしていらっしゃる泰一さん。
今では、より若い人たちにも魅力を伝えようと、
SNSやWEBページでの表現の仕方、言葉選びなども工夫されています。

他にも、輪島漆再生プロジェクト実行委員会のメンバーとして、
2011年より輪島で育てた漆の木から漆を採取し、
それを活かしたものづくりをするプロジェクトにも参加。
どこまでも続いていく泰一さんの挑戦の根源は一体どこにあるのでしょうか。

その答えは、泰一さんがおっしゃった次のお言葉にあると感じました。
それは・・・
「僕はみんなと競争したいんやと思います!」

若い方々や、漆と木に興味をもっていらっしゃる方々と、
あえてもまれるようにし、常に刺激を受けるようにしているという泰一さん。
「よりいいもの・面白いものを作ろう」と話をする中で、
自分へのリマインドにもなっているとおっしゃり、
「若い人がいいものを作ると、メラメラしてくる」とのこと。
矢島も「究極のライバルを作ろうとしていらっしゃるのですね!」と話しておりましたが、一方的に教えるのではなく、学び合い楽しんでいらっしゃる姿勢がとても魅力的でした^^
だからこそ、泰一さんの周りには生き生きとものづくりを楽しんでいらっしゃる方が集まり、ご自身で継ぐことを決められた次期8代目のご長男・滉平(こうへい)さんや、少しずつ家業に興味を持ちはじめていらっしゃるというご次男・ご長女にも想いが自然と伝わっているのだと感じました!

出逢いを生み出す「三井ゴールデン匠賞」

泰一さんは、グランプリを受賞された「三井ゴールデン匠賞」にも、
次のような期待を寄せていらっしゃいました。
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・応募者や受賞者がつながって連携する。
 嬉しかったこと、新しいことを共有し、
 困っていることの傷をなめあうのではなく、
 切磋琢磨し合えるような仲間に。
・お互いがコラボレーションをして、新しい分野が生まれる。
・賞に関わる方々が、正直にモノを見るきっかけになる。
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ゲストの一人としてお越しくださった主催者の一人
「三井住友ファイナンス&リース」五十嵐 圭一さん(上写真の左)も、
「国際交流、地域活性化につながればありがたい。
 未来に向けて挑戦されている方々、ぜひとも応募していただきたい。」
とのこと。

第1回目より審査員を務めさせていただいている矢島も
「過去のお話だけで審査されない。過去、現在とつながり、
未来を感じさせる、そんな挑戦をしていこうと思っている点が大切にされる賞」と話しておりましたが、
この賞があることで、100年、200年と様々な出逢いが生まれ、
新たな伝統産業・伝統工芸の世界が切り拓かれるように感じられました^^
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「三井ゴールデン匠賞」第3回の応募も始まっております!
募集要項はこちらをご覧くださいませ。
◯第一回目のグランプリ受賞者:九谷焼の福島武山さんにも、ラジオ番組にご出演いただきました^^
番組の様子はこちら
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明日のゲスト

さて、明日11月23日朝6:00からの放送では、
書家の上田普(うえたひろし)さんをお招きします。
上田さんは現在、京都市とパリ市の共同事業
京都×パリ「京ものアート市場開拓支援事業」に参加されています。
この事業は、2つの市の職人さんやアーティストが交流し、
アートの市場で新しい作品を創作する支援事業。
パリの職人さんとコラボレーションし、作品作りに取り組んでいらっしゃるお話や、
上田さんと書の出逢いについても伺いますので、
どうぞお楽しみに^^

aeru meguroホストシスター松下

これまでの放送はこちら

◯2018年度のゲスト
●「楽芸工房」西陣織 製糸部門 伝統工芸士の村田紘平さん(前編後編
●桶屋「近藤」 近藤太一さん(前編後編
●京・地張り提灯専門「小嶋商店」の小嶋俊さん(前編後編
※小嶋さんとは、以前、aeru gojoにて、門川大作京都市長と矢島の3名で、「京都から伝統産業を活性化し、日本全国を元気に」というテーマで鼎談させていただきました。
◯鼎談の様子はこちら
●京友禅ブランド「SOO(ソマル)」代表 日根野孝司さんら4名(前編後編
●京焼・清水焼 絵付け師の田辺桂さん(前編後編
●鳴り物仏具「南條工房」の南條和哉さん(前編後編
●「齋田石材店」代表の5代目、齋田隆朗さん(前編後編
●「弘誠堂」表具師の 田中健太郎さん(前編後編
●陶芸作家の小川文子さん(前編後編
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<5週連続 夏休み特別編!京都府与謝野町の工房から>

●「羽賀織物」三代目の羽賀信彦さん(前編後編
●「高美機業場」三代目の高岡徹さん(前編後編
●与謝野町長の山添藤真さん(特別編
※山添さんとは、以前、経済産業省のMETI Journal「政策特集8月 地域の未来」の特集にて、対談をさせていただきました。
◯METI Journalの記事はこちら
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●金彩扇子作家の米原康人さん(前編後編
●古橋染工の古橋敏史さん(前編後編
●横山竹材店 横山裕樹さん(前編後編
●陶芸作家 岡山高大さん(前編後編
●特別編 三井ゴールデン匠賞 第2回 グランプリ
「輪島キリモト」代表 桐本泰一さん(前編

◯2017年度のゲスト
これからの経済を担う京都の若手職人さんたちをはじめ、
経済界の方々や商品を生み出すことや届けることに携わっていらっしゃる方々など。
各回の内容の記事を、こちらよりご覧いただけます。

「Artisan’s Talk」番組詳細

放送局:「α-STATION」 FM京都
放送日時:毎週金曜日 朝6:00-6:25
リクエストメッセージはこちらから。
放送エリア:京都府・大阪府・兵庫県・滋賀県・奈良県の5府県
(FMラジオチューナーを通じてお聴きいただけます)
※なお、パソコンやスマートフォンでラジオが聴ける「radiko.jp」では、
放送から1週間に限り、聴き直すこともできます。
「radiko.jpプレミアム」にご加入いただくと、全国どこでもお聴きいただけます。
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