2018.04.05
3月30日放送、FM京都ラジオ「Artisan’s Talk」〜番組開始から1年を振り返る特別編!〜
去年4月より始まった、「α-STATION」FM京都のラジオ番組『Artisan’s Talk』。
和える代表の矢島がDJを務めさせていただき、
京都の若手職人さんや、伝統を次世代につなぐ取り組みをされている方々などのお声を、
毎週お届けしてまいりました!
3月30日は、1年という節目を迎えるにあたり、
特別編として、この1年間にお招きしたゲストのみなさまから
学ばせていただいたことを振り返りました^^
明日からは、いよいよ2年目に突入!
1年間お聴きくださったみなさま、ご出演くださったみなさま、
どうもありがとうございました。
2017年度の様々なゲスト~12歳の未来の職人も~
この1年間でお迎えしたゲストの数は、なんと34名。
それぞれの方から、本当に興味深いお話を伺うことができました。
特に中心となったのは、これからの経済を担う、京都の若手職人さんたち。
第1回目のつづれ織り職人 森紗恵子さんから、
最終回にお迎えした山元染工場の山元桂子さんまで、
総勢25名の職人さんに熱い想いを伺ってきました。
その中には、特別編としてご紹介した、最年少で中学生の未来の職人さんも。
京焼「蘇嶐窯」未来の5代目 涌波優太くん、12歳です。
番組では、優太くんが「将来の夢」というテーマの作文を読み上げてくださる場面もあり、
「将来、世界的に有名な陶芸家になりたい。
僕の家はお父さんの代で4代続く陶芸家の家で、
5代目として家の伝統を守っていきたい。」
という、まっすぐに将来の夢を話してくれた、力強い声が今でもよみがえってきます。
4月からも、優太くんのような、未来の職人さんも
ゲストにお招きできればと考えておりますので、
ぜひ番組のメッセージ宛てに、
ご意見やお知らせなどをお送りくださいね^^
様々な視点から伝統をつなぐ~経済界からのゲストも~
他にも、職人さんと暮し手をつなぐ存在の方々として、
商品を生み出すことや届けることに関わっておられる、
京扇子「大西常商店」の若女将 大西里枝さんや
京座布団「株式会社 高岡」の代表取締役 高岡幸一郎さんと雜賀香江さん、
京金物「河長」の吉田高朗さんなども、お招きしました!
1つの商品が生まれるまでに、様々な方が関わり、
物語があることを改めて学ばせていただき、
職人さんが生み出してくださったホンモノを「次世代につないでいく」立場として、
より頑張っていきたいという気持ちになりました。
大西さんや吉田さんには、
aeru直営店での「aeru gallery」のトークイベントにもお越しいただき、
新たな出逢いが生まれました^^
〇aeru gallery「京扇子〜大西常商店〜」の様子はこちら
〇aeru gallery『京金物〜金物卸「河長」展示販売会』の様子はこちら
aeru直営店では、2018年度も、
職人さんや日本の伝統、先人の智慧との出逢いの場をも生み出してまいりますので、
合わせてお楽しみいただけますと嬉しいです。
〇イベント情報についてはこちら
本当にたくさんの方々にお越しいただいた、『Artisan’s Talk』。
様々なゲストの方の魅力的なお話を伺う中で、
自分自身の暮らしの中で伝統産業品を楽しむコツを教えていただくことも多くありました。
また、ゲストの方の生き方や働き方から、
日本の文化や先人の細やかな感性に目を向け、暮らしを楽しむ豊かさに気づかされたり、
働き方を見直すきっかけをいただいたりと、
私たちにとっても学びの多かった1年間。
経済界からゲストをお招きした回では、
文化と経済、両輪で育んでいくための視点をいただいたように感じます。
「寄ってたかって育てる」ことの大切さをお話しくださった、
京都信用金庫の専務理事 榊田隆之さん。
「イノベーションには気づきが必要。効率化とは反対で、気付ける心をつくる。
数値では測れない、ホンモノの会社が”京都流”として残せるのではないか
。」とおっしゃった、
「株式会社 ウエダ本社」の代表取締役社長 岡村充泰さん。
番組では、数々の印象に残る言葉が生まれました。
また「京菓子司 末富」の山口富藏さんからは、
京都で大切にされている「お雑煮をいわう」という言葉なども頂戴しました。
末富さんのはす向かいに京都直営店「aeru gojo」を構えさせていただいているご縁で、
普段から京都の様々なしきたりや和菓子の楽しみ方などを教えてくださっています。
「ゆたかさとは何か?」
私にとっては、お一人お一人が人生において大切にしていらっしゃる想いを伺う中で、
自分の中に、それを問い続けるきっかけをいただいた1年間だったようにも思います。
みなさまは、いかがでしたでしょうか。
aeruの直営店にて、みなさまのご感想もぜひお聴きできますと嬉しいです^^
明日から、放送時間拡大!
さて、2年目に突入する、『Artisan’s Talk』。
2018年度初回となる、明日4月6日の放送は、
「楽芸工房」西陣織 製糸部門 伝統工芸士の村田紘平さんをお招きします。
そして、明日からは放送時間を拡大!
これまで6:00から6:25までだった番組時間が、
6:00から6:55までの放送になります。
お聴きいただいているみなさま、応援いただき、ありがとうございます^^
矢島も「よりゲストのお話を引き出していけるように頑張っていきたい」
と話しておりましたが、
これまで以上に、より深く、より丁寧に、
ゲストのみなさまの人生や働き方のお話をお聴きできると思うと、とても嬉しいです。
みなさまも、どうぞお楽しみに!
aeru gojoホストシスター中川
2017年度の放送内容
●つづれ織り職人 森紗恵子さん(前編・後編)
●京すだれ本舗「久保田美簾堂」久保田真司さん(前編・後編)
●京焼「蘇嶐窯」涌波まどかさん(前編・後編)
●京焼「蘇嶐窯」未来の5代目 涌波優太くん(特別編)
●京都信用金庫の専務理事 榊田隆之さん(経済界編)
●漆芸工房「表望堂」島本 恵未さん(前編・後編)
●「京都 鳴滝 北澤造園」北澤真さん(前編・後編)
●京扇子「大西常商店」大西里枝さん(前編・後編)
●京焼「丈夫窯」加藤丈尋さんと新人職人の富澤さん・尾形さん(”お師匠さん”と”お弟子さん” 前編・後編)
●「株式会社 ウエダ本社」の代表取締役社長 岡村充泰さん(経済界編)
●「嵯峩螺鈿 野村」のむらまりさん、野村拓也さん(前編・後編)
●特別編「ブータンの伝統継承から学ぶ」
●「山本合金製作所」鏡師 山本晃久さん(前編・後編)
●竹工房「喜節」竹工芸職人の細川秀章さん(前編・後編)
●京友禅「丸染工株式会社」型友禅職人の横田武裕さん(前編・後編)
●京焼の絵付師 林民和さん(前編・後編)
●九谷焼の福島武山さんと三井広報委員会の吉田昌司さん(特別編)
●京座布団「株式会社 高岡」の代表取締役 高岡幸一郎さんと雜賀香江さん(前編・後編)
●西陣織「りんどう屋」代表の佐々木英人さんとお弟子さんの冨山華菜さん(前編・後編)
●「河政印房」京印章職人の河合良彦さん・河合祥子さん(前編・後編)
●「中村ローソク」の田川尚史さん(前編・後編)
●「京菓子司 末富」の山口富藏さん(特別編)
●金物「河長」の吉田高朗さん(前編・後編)
●「erakko/ 柴田漆工房」の柴田明さん(前編・後編)
●七宝焼ジュエリー「PEKI!RARIGON」の佐々木真菜さん(前編・後編)
●「有限会社 箔沌房」澤野井生さん(前編・後編)
●陶芸家の加藤美樹さん(前編・後編)
●山元染工場の山元桂子さん(前編・後編)
「Artisan’s Talk」番組詳細
放送局:「α-STATION」 FM京都
放送日時:毎週金曜日 朝6:00-6:25
リクエストメッセージはこちらから。
放送エリア:京都府・大阪府・兵庫県・滋賀県・奈良県の5府県
(FMラジオチューナーを通じてお聴きいただけます)
※なお、パソコンやスマートフォンでラジオが聴ける「radiko.jp」では、
放送から1週間に限り、聴き直すこともできます。
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